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現代自動車元高位役員を召喚…ダース訴訟費代納疑惑を調査

登録:2018-02-24 01:06 修正:2018-02-24 07:16
ソウル市瑞草区のソウル中央地検入り口=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 サムスンに続き現代自動車もダースの米国現地訴訟費用を代納したという疑惑と関連して、検察が“現代自動車のNo.2”と呼ばれたキム・ドンジン元副会長(68)を召喚調査した。

 ソウル中央地検先端犯罪捜査1部(部長シン・ボンス)は最近、キム元副会長を参考人身分で呼び、現代自動車が2009年頃にダースの訴訟費を代納する形で約100万ドルの資金を李明博(イ・ミョンバク)元大統領に渡した疑いなどについて調査したと、23日、明らかにした。検察は、サムスンがダースの米国訴訟費400万ドル程度を米国の現地大型ローファームであるAkin Gumpに送金したように、現代自動車も李元大統領側の要求によりわいろを渡したと疑っている。これについてキム元副会長は、当時米国で進行中だった現代自動車の特許訴訟と関連して費用を支給したと説明したと伝えられた。

 あわせて検察は自動車用シートのメーカーであるダースの売上急成長の背景に、現代自動車の特恵性支援があったのではないかという疑いに対しても確認中だ。ダースの売上高は、2008年の4540億ウォンから2012年には8570億ウォンになり、李元大統領の任期中だけで2倍近く増え、2016年には1兆2727億ウォン(約1300億円)まで急増した。これについて現代自動車は「ダースの売上が増加したのは、現代・起亜自動車の自動車販売量が大幅に膨らみ、シートの単価が大幅上昇した結果」と説明した。

キム・ヤンジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/833426.html韓国語原文入力:2018-02-23 19:28
訳J.S

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