本文に移動

北朝鮮の平昌五輪参加選手団の規模が大きくなる可能性も

登録:2018-01-05 01:57 修正:2018-01-05 08:44
スケート・スキー積極的に出場した場合は最大20人に 
競技役員・国際審判合流すればさらに拡大
今月4日、京畿道坡州市の接境地域から板門店に向かう道が見えている=坡州/聯合ニュース

 北朝鮮の平昌五輪参加選手団の規模が国際オリンピック委員会(IOC)の意志によっては、最大20人まで増える可能性があると見られている。競技役員や国際審判などが加われば、北朝鮮選手団の規模はさらに大きくなる。

 北朝鮮は、冬季五輪7種目のうち、スケートやスキー、アイスホッケーなど三種目の国際連盟に加盟している。このうち、アイスホッケーは団体種目であるため、ワイルドカードをもらえないが、個人種目のスケートとスキーは「定員外選手」の特恵を受けることができる。

 まず、フィギュアペアのリョム・デオク-キム・ジュシク組は昨年、五輪出場の意思を示さなかったため取り消された出場権を回復する可能性が高い。今季1~2次ワールドカップ男子ショートトラックに出場したキム・ウンヒョクやチェ・ウンソンもワイルドカードをもらえる。スピードスケートでは最近の国際大会に出場した選手がほとんどいない。スキーでは世界1000位圏外ではあるが、現役で活動している選手たちがいる。国際スキー連盟(FIS)のホームページには、クロスカントリーで8人(男4、女4)、アルペンスキーで16人(男11、女5)が現役で活動している選手として登録されている。クロスカントリー男子10キロメートルのハン・チュンギョン(22・胞胎山)やパク・イルチョル(22・胞胎山)、リ・チュングァン(27・獅子峰)と、女子5キロメートルのカン・ヒョシム(22・将子山)やコ・グァンスク(26・将子山)、リ・ヨンゴム(19・将子山)が昨年4月、ロシアのアパティティで開かれた大会に出場した。アルペンスキーでも男子部のチャ・クムチョル(35)やチェ・ミョングァン(28)、女子部のイム・ジョンヒ(20)、キム・リョンヒャン(26)などが昨年3月、イランのダルバンドサル大会に参加した。一部の選手たちは6~8年前の出場記録が残っているだけで、国際舞台の経験がほとんどない。

 北朝鮮は2010年バンクーバー五輪の際、スピードスケート種目に男女2人が出場したが、2014年ソチ五輪には1人も出場しなかった。北朝鮮は4日現在、平昌(ピョンチャン)五輪の出場権が一枚も持っていない。しかし、トーマス・バッハIOC委員長の平和五輪に向けた意志がかなり強く、低開発国支援という名分も十分であるため、種目別スポーツ国際連盟(IF)が番外選手として北朝鮮の選手を招待する可能性が高い。大韓体育会や平昌組織委員会側は「北朝鮮にとっても2022北京冬季五輪に備え、競技力を引き上げなければならない。韓国はスピードスケート種目では強みを持っている。北朝鮮選手団が早く韓国入りすれば、泰陵(テヌン)や鎮川(ジンチョン)、韓国体育大学、竜平(ヨンピョン)などで練習パートナーをつけるなど、北朝鮮の五輪準備を支援する準備ができている」と話した。

 IOCが各国際連盟を通じて北朝鮮の国際審判などを招待する場合は、選手団規模がさらに増える可能性もある。これもIOCと平昌五輪組織委員会の意志にかかっている。平昌五輪選手は今月中にすべて決まる予定だ。

キム・チャングム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/826404.html韓国語原文入力:2018-01-04 20:53
訳H.J

関連記事