本文に移動

自由韓国党、20日の倫理委員会で「朴槿恵離党」手続きを踏む

登録:2017-10-20 00:47 修正:2017-10-20 07:29
洪準杓代表、直接懲戒を要請 
離党しなくても29日以降には自動的に除名
自由韓国党の洪準杓代表と朴槿恵前大統領//ハンギョレ新聞社

 自由韓国党が20日、倫理委員会を開き、自ら離党することを事実上拒否した朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する「離党」手続きを踏む。

 党倫理委は19日、洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表が直接「朴槿恵党員の懲戒要請」を行う形で進められる。倫理委は党代表や倫理委員3分の1以上の要請で召集されるが、自身の米国訪問(23日)の前にこの問題を片づけると公言した洪代表が、朴前大統領を離党させる意向を強く示したものだ。親朴系と一部の保守層の反発に立ち向かう意志を表したものと見られる。

 「第1号党員」の朴前大統領に離党勧誘処分が下されれば、追加で10日の時間が与えられる。この間、自ら離党届を出さなくとも、党憲・党規によって29日以降は自動的に除名される。党最高委員会の議決は必要ない。洪代表のある側近は「最高委は懲戒決定機関ではない。最高委は党憲・党規によって、朴前大統領が自動的に除名されたという報告を受け、これを“確認”するだけ」だと話した。親朴系の最高委員らが反発しても、朴前大統領の除名を覆すことはできないということだ。

 ソ・チョンウォン、チェ・ギョンファン議員に対し、洪代表が懲戒要請をするかにも注目が集まっている。洪代表は前日に行われた「ニューシス」とのインタビューで、ソ議員、チェ議員を取り上げ、「『私には責任がない』とするのは卑怯なこと」だと述べた。国会外交統一委員会所属の両議員は、外国公館への国政監査のために海外に出張している。現職議員が自ら離党することを拒否した場合、在籍議員3分の2以上が賛成しなければ除名できない。親朴系側は「3分の2以上の確保は不可能だ」と見ているが、党内では親朴系による反対票が約20票にとどまるものと予想されている。

キム・ナムイル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/815281.html 韓国語原文入力:2017-10-19 21:07
訳H.J(987字)

関連記事