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新古里原発5・6号機公論化期間、蔚山市民1000人が討論会を開催

登録:2017-07-24 22:24 修正:2017-07-25 07:02
蔚山市民運動本部、公論化委員会発足に合わせ記者会見 
「村のあちこちでさまざまな方式のリレー討論も開く」  
「社会の公論化プロセスの傍観者ではなく主体になる」宣言
新古里5・6号機白紙化蔚山市民運動本部が24日、政府の新古里5・6号機公論化委員会の発足に合わせ「蔚山市民1000人大討論会」推進計画を明らかにした=蔚山/シン・ドンミョン記者//ハンギョレ新聞社

 政府の新古里原発5・6号機公論化委員会の発足に合わせ、新古里5・6号機建設現場のある蔚山(ウルサン)地域の市民社会団体が新古里5・6号機の白紙化に向けたさまざまな形の市民討論会を推進している。

 「新古里5・6号機白紙化のための蔚山市民運動本部」は24日、蔚山市役所プレスセンターで記者会見を開き、「新古里5・6号機の原子力発電問題の当事者として社会の公論化プロセスを見守ってばかりいる傍観者ではなく、公論化プロセスを率いる主体になる」と宣言した。18日、正式に発足式を開いた蔚山市民運動本部は、蔚山地域の206の市民社会・労働団体や村の同好会、キム・ジョンフン、ユン・ジョンオ国会議員など政治家や宗教関係者20人が参加している。

 蔚山市民運動本部はこの日の記者会見で「今日から1000人が1000カ所で2人以上集まれば『脱原発討論』を開始するという覚悟で、村の隅々でさまざまな方式で絶えずリレー討論を開始する。その力を合わせて9月24日に蔚山市民1000人が集まる大討論会を開く」と明らかにした。このために蔚山市民運動本部は、各界各層で行われた100人討論組織委員会を構成し、新古里5・6号機、白紙化か建設か▽地震帯の上の原子力発電所をどうするのか▽永遠に消せない火、放射能廃棄物をどうするのかなどを討論のテーマにした。

 蔚山市民運動本部は「昨年9月の規模5.8の地震以後、原発事故で最も危険な地域に住んでいるという不安感のために、蔚山市民は安らかに眠ることができなくなった。誰よりも新古里5・6号機の「白紙化」の先頭に立つべき市長・国会議員・市会議員が、むしろ「引き続き建設」の声を高めるとんでもない現実に向き合っている。社会公論化プロセスの3カ月間、206の団体と村のグループが各自の独特で固有な方式で脱原発コンサート、脱原発のためのキャンプ、脱原発菜園など多様な脱原発文化の場を披露し、蔚山地域の脱原発のためのロードマップを作っていく過程となるようにする」と約束した。

蔚山/シン・ドンミョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/804016.html 韓国語原文入力:2017-07-24 11:28
訳M.C(1171字)

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