北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が祖父の金日成(キム・イルソン)国家主席死亡23周忌の8日、彼の遺体が安置された平壌(ピョンヤン)の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝したと、「朝鮮中央通信」が報じた。同日、金委員長の弔問には「火星14」型の開発の主役らが同行し、注目を集めている。
同通信は9日、金委員長が8日0時に錦繍山太陽宮殿を訪問したという事実を伝えながら、「党と武力機関の担い手や大陸間弾道ロケット試験発射の成功に貢献した成員らが一緒に参加した」と伝えた。金委員長が錦繍山太陽宮殿を参拝する時は通常、北朝鮮の党・政・軍の最高位級幹部らがそばに並ぶ。しかし、党機関紙の「労働新聞」が掲載した写真を見ると、同日はキム・ジョンシク党軍需工業部副部長、チャン・チャンハ国防科学院院長など、「火星14」型ミサイル開発の主役たちが金委員長のそばに立った。
これに先立ち、労働新聞は8日付で、「大陸間弾道ロケット『火星14』型の試験発射成功に貢献した成員らが7日、平壌に到着した」とし、「数十万人の各階層の労働者たちと青少年学生たちが平壌体育館広場から万寿台(マンスデ)通り、倉田(チャンジョン)交差点、大学通りなどに至る沿道に集まり、国防科学戦士の到着を待ちわびていた」と報じた。