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韓米中英EUのうち「配偶者を失った悲しみ」が最も大きい国は

登録:2017-03-27 22:59 修正:2017-03-28 08:27
米ミシガン大学研究チームの分析結果 
韓国、配偶者と死別後の憂うつ感が大きく上昇 
米国の2.6倍、英国の2.9倍に達し「最も深刻」 
中国は死別後、憂うつ感がかえって減少
韓国人が他の国よりも配偶者を失った後の憂うつ感に苦しんでいることが分かった。性別では、女性より男性により強く表れた//ハンギョレ新聞社

 韓国の人たちが他の国よりも配偶者を失った後の憂うつ感に苦しんでいることが分かった。性別では、女性より男性により強く表れた。27日、米国ミシガン大学人口研究センターのアプルパ・ジャダヴ教授チームが米国の老人学会が発行する「老人学ジャーナル」3月号に掲載した研究によると、2002~2013年に韓国と米国、英国、欧州連合、中国などで55歳以上の2万6835人を対象に配偶者との死別後の憂うつ程度を分析した結果、韓国人たちが他国に比べて憂うつ感の上昇幅は最大2.6倍高く、その期間も長く続くことがわかった。

 研究チームは分析期間に配偶者が死亡した人を対象に、夫婦生活を共にしていた時と死別後の憂うつ点数を比較した。その結果、韓国は配偶者の死別前の憂うつ点数が3.49点でだったが、死別後には5.07点で1.58点が上がった。これに比べて、米国は1.25点から1.86点で0.61点が上がっており、英国0.54点(1.57点→2.11点)、欧州連合0.85点(2.75点→3.6点)などだった。中国はこれとは逆に、配偶者と死別する前には4.24点だったが、死別後には3.75点で0.49点低くなった。韓国は配偶者との死別前にも憂うつ感が高かったが、死別後の憂うつ感の上昇幅が米国の2.6倍、英国の2.9倍、欧州連合の1.9倍に達した。

 配偶者の死別に伴う憂うつ感はすべての国で女性よりも男性に長く続いていた。韓国人で女性は死別後に身体的情緒的憂うつが最高水準に達してから、1年以内に次第に安定を取り戻したが、男性は2年後の憂うつ感が最高値を記録してから、その後にも憂うつ感に苦しんでいる特徴を見せた。

キム・ヤンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/788122.html 韓国語原文入力:2017-03-27 20:23
訳H.J(1021字)

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