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100円コーヒー売れる一方で、高級コーヒーのプレミアム店が人気

登録:2017-02-05 23:10 修正:2017-02-06 07:51
スターバックスコリア、昨年売上1兆ウォン突破 
一般コーヒーより高価で売る「リザーブ」店が人気 
不況に1000ウォン台のコンビニコーヒー売上増加の中 
コーヒー業界、プレミアム売場続々と試験運営
昨年12月にオープンしたスターバックス清潭スター店。一般の店より高価なコーヒーを販売する「リザーブ」店として運営する=スターバックスコリア提供//ハンギョレ新聞社

 寒さが一段落した5日午後、ソウル江南区(カンナムグ)清潭洞(チョンダムドン)のスターバックス清潭スター店2階のリザーブ店は空席がないほど混みあっていた。好みによってコーヒー豆と抽出法を選ぶことができるここのコーヒー価格は、7000ウォン~1万ウォン台(約680円~970円)で、一般のスターバックス店より価格が高い「リザーブ」店だ。友達と会うためにここに立ち寄った30代の会社員のチェ・ヒョンミンさんは「コーヒーの味もおいしいし、ここだけで受けられるサービスやメニューが気に入ってときどき立ち寄る」と話した。

 不況で1000ウォン(約97円)のコンビニのコーヒーの売上げが増える一方で、高級コーヒー市場も静かに増えている。昨年12月にオープンしたスターバックス清潭スター店は、韓国で1000番目にオープンしたスターバックス店だ。スターバックス店舗の1000店突破は、米国、カナダ、中国、日本に続き世界で5番目だ。スターバックスコリアは「売上も全世界の5番目の規模と推算する」とし、「2016年の売上高は4月の業績公示のときに正確に出るが、1兆ウォン(約970億円)は無難に達成すると思われる」と明らかにした。1999年に新世界(シンセゲ)との共同投資で韓国に進出したスターバックスは、毎年2桁台の売上の伸びを重ねた。昨年は第3四半期までの累積売上高(7153億ウォン=約700億円)が2015年の年間売上額に近く、30%近い成長率を記録するほどだった。

 2014年からオープンしたプレミアム級店の「リザーブ」は、スターバックスを他のコーヒー専門店と差別化するのに貢献した。これまで60の店舗を開いたリザーブの売上増加率は、スターバックス全体の平均より高い。これにスターバックスコリアは昨年リザーブ店のうち9カ所を一段階さらに上げた「フォワード」店にアップグレードした。スターバックスコリアの関係者は昨年、スターバックスフォワードの売上がリザーブよりも倍以上多かったと明らかにし、今後コーヒー専門店プレミアム化の動きはさらに速まるとみられる。

 エンジェル・イン・アス、パスクッチ、トム&トムズ、ホリーズなどの後発走者もプレミアム級の店舗をテスト運営しながら高価コーヒー専門店の進出を打診中だ。アメリカンの価格が4700ウォン(約460円)で、一般のコーヒー専門店の中で最も高い価格帯を維持している毎日乳業のポール・バセットも、昨年店舗数を80店近く増やし市場に定着したと評価されている。

キム・ウンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/781369.html 韓国語原文入力:2017-02-05 19:56
訳M.C(1402字)