登録 : 2017.01.27 04:39 修正 : 2017.01.27 07:49

『帝国の慰安婦』の著者、朴教授の無罪判決に慰安婦被害者が激怒 
「ナヌムの家」立場資料出して「旧正月連休明けに裁判所前で糾弾デモ行う」 

著書『帝国の慰安婦』で名誉毀損の疑いを受けた世宗大学の朴裕河教授が25日午後、ソウル東部地方裁判所で開かれた1審判決公判で無罪判決を受けたことに対し、イ・ヨンス、イ・オクソンさんが法廷の前で、沈痛な表情を浮かべている/聯合ニュース
 『帝国の慰安婦』を通じて日本軍慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)たちの名誉を毀損した疑いで起訴された朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授に対する1審の無罪判決について、「ナヌム(分かち合い)の家」は「反歴史的、反人権的な判決」と批判した。

 慰安婦被害者の共同体施設である京畿道広州市(クァンジュシ)退村面(トェチョンミョン)にあるナヌムの家は26日、立場資料を発表し「今回の無罪判決は本に対する裁判部の理解不足に起因する」と明らかにした。

 ナヌムの家は「今回の判決は公正でないだけでなく、日本帝国主義の戦争犯罪者、加害者らに免罪符を与える反歴史的、反人権的な判決」と主張した。無罪判決に「このようなことがあってはならない」と激怒した慰安婦被害者ハルモニたちは、旧正月連休明けにソウル東部地裁前で裁判部を糾弾するデモを行う予定だ。

 ソウル東部地裁刑事11部(裁判長イ・サンユン)は今月25日「学問の自由は憲法で保障された基本権」だとして、名誉毀損の疑いで起訴された朴教授に無罪を言い渡した。

 裁判所は、具体的に検察が『帝国の慰安婦』で名誉毀損の表現だと提示した35カ所のうち「朝鮮人慰安婦のうち、自発的意思がある慰安婦がいた」、「日本軍が公式的に誘拐や強制連行をし、慰安婦にしたわけではない」などの5カ所が事実の適示に該当するが、残りは意見表明に当たると述べた。

 これに対してナヌムの家は同書をめぐって判決が下された民事事件の裁判所の判断と比較しながら、今回裁判所は本の表現について意見表明と事実の適示に区分した基準自体が納得しがたいと指摘した。民事事件の裁判部が事実の適示と認めた部分を今回の刑事事件の裁判部は意見表明と判断し、事実の適示と判断した部分すら被害者個々人の名誉を毀損した表現ではないとして、朴裕河教授に免罪符を与えたと批判した。

 これに先立ち、同じ裁判所は昨年1月13日「朴教授は、元慰安婦ハルモニ9人に1千万ウォンずつ、計9千万ウォンを賠償せよ」という原告一部勝訴判決を下した。慰安婦被害者たちは今後、控訴審で今回の判決の問題点を指摘し、検察に控訴意見を伝える方針だ。

広州/キム・ギソン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-01-26 15:32
http://www.hani.co.kr/arti/society/area/780349.html 訳H.J(1100字)

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