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朴大統領 P、チェ・スンシル Sが並ぶチョン・ホソンの違法偽名携帯

登録:2017-01-07 00:17 修正:2017-01-07 07:48
チョン元秘書官、チェ・スンシルとの通話のために他人名義で携帯開設 
「利権介入知らなかった」という朴大統領、違法携帯に頻繁に電話 
公式の通話記録が残らない違法携帯で「朴・チョン・チェ」三角通話
朴槿恵大統領、チョン・ホソン元秘書官、チェ・スンシル氏//ハンギョレ新聞社

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が、チョン・ホソン元秘書官(拘束起訴)に割り当てられた“大統領府業務用携帯電話”の他に、チョン元秘書官が別途作って所持していた他人名義の「違法携帯」にも電話をかけていた事実が確認された。この違法携帯は、チョン元秘書官が主にチェ・スンシル氏(拘束起訴)との通話を目的に開設したものであり、チェ氏が国政の運営方向などを指示する通話録音ファイルが大量に発見された。

 6日、パク・ヨンス特別検察官チームが確保したチョン元秘書官の違法携帯の通話内訳には、「P」と「S」というイニシャルで表記された電話番号がよく登場する。チョン元秘書官は検察の調査で「Sはチェ・スンシル氏で、Pは大統領」だと供述した。この他にもチョン元秘書官の違法携帯にはアン・ボングン、イ・ジェマン、イ・ヨンソン、ユン・ジョンチュなど大統領府の秘書官・行政官と通話した内訳も含まれていると伝えられた。

 検察は昨年10月29日、チョン元秘書官の自宅を家宅捜索し、8台の携帯電話とタブレットパソコン1台を押収した。チョン元秘書官はこのうち3台の違法携帯を使いまわしチェ氏との通話に使用した。チョン元秘書官は特検の捜査で「自分名義の携帯電話を使用するのは気まずくて、知り合いの名義を借りて違法携帯を作った」と供述したという。

 特検チームは、チョン元秘書官が違法携帯を利用して大統領と通話していた事実に注目している。大統領が公式業務時間にわざわざ公用携帯ではなく秘書官の違法携帯に電話をする理由はないためだ。特にこの違法携帯にはイ・ジェマン、アン・ボングン元秘書官、イ・ヨンソン、ユン・ジョンチュ行政官との通話内訳も含まれており、特検はチョン前秘書官以外に「ドアノブ3人衆」もやはりチェ氏の存在を知って国政壟断に加担したと見ている。

 他人名義で作った携帯電話は通話追跡を避けるためのものであり明らかに違法だ。さらに大統領府は北朝鮮のサイバー攻撃の主要ターゲットだ。このために国家情報院主導で2014年初めから大統領府を含め、政府高位公務員に「セキュリティフォン」が支給されもした。ところが肝心な大統領と参謀たちは、陰の実力者との隠密な通話のために私的な違法携帯を使用していたということだ。

 一方、「朴槿惠-チェ・スンシルゲート」を捜査中のパク・ヨンス特検チームは、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長(49)の賄賂供与疑惑と関連し6日午後、第一企画のイム・デギ社長(61)を参考人身分で呼び出し調査した。第一企画はチェ・スンシル氏(61・拘束起訴)の姪のチャン・シホ氏(38・拘束起訴)が運営した韓国冬季スポーツ英才センターに16億ウォン(約1億5600万円)あまりを後援したが、実際はこの資金の出所はサムスン電子だったことが明らかにされている。特検チームはイム社長を相手にイ副会長の介入有無を集中調査した。特検チームはサムスン電子の他にも、SKやロッテグループなど他の大企業の朴槿恵大統領に対する賄賂供与疑惑も同時に調べている。

 特検チームはチェ・ギョンヒ梨花女子大総長(55)などが国会聴聞会で偽証した手がかりをつかみ、国政調査特別委員会に告発を要請しており、チョン・ユラ氏の梨花女子大学不正入学疑惑と関連し梨花女子大学のナム・グンゴン元入学処長に対して逮捕状を請求することを検討している。

ソ・ヨンジ、キム・ジョンピル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-01-07 05:31

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/777753.html 訳M.C(1496字)

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