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朴大統領の「注射おばさん」P氏、過去に違法施術で処罰

登録:2017-01-06 23:02 修正:2017-01-07 04:01
2013年1月~2015年8月江南の女性ら相手にプラセンタ注射 
無免許医療行為で懲役1年6カ月・執行猶予3年刑 
P氏の夫「注射を打ってほしいという連絡来たら直接訪問して注射」
朴槿恵、白玉注射、胎盤注射、牛乳注射=イラスト//ハンギョレ新聞社

 大統領府に出入りしながら、朴槿恵(パク・クネ)大統領に違法に注射を打ったという疑惑が持ち上がっているP氏(73)が、過去に違法施術で処罰まで受けていた事実が確認された。パク・ヨンス特別検察官チームは「P氏は特検の捜査対象の一人」だと明らかにした。

 6日、ハンギョレが確認した判決文によると、P氏は2005年9月30日、医師ではないにもかかわらず、営利目的で注射を打つなどの「無免許医療行為」で、裁判所から懲役1年6カ月に執行猶予3年、罰金200万ウォン(約19万4千円)を言い渡された。P氏は2003年1月から2015年8月まで、ソウル江南区(カンナムグ)論ヒョン洞(ノンヒョンドン)など江南一帯で、プラセンタ注射を打ってほしいという依頼を受けて違法医療行為をする代わりに、3000万ウォン(約290万円)を受け取った。

 無免許医療行為で処罰まで受けたにもかかわらず、P氏が大統領にプラセンタ注射などの違法施術を行っていた事実が明らかになれば、大きな波紋を呼ぶものと見られる。特検チームは、チョン・ホソン元秘書官の携帯電話から、イ・ヨンソン行政官が2013年4月から5月まで4、5回にわたって「注射おばさん、お入りです」、「気治療のおばさん、お入りです」というショートメールをチョン元秘書官に送った事実を確認した。特検チームは、彼らの言う注射おばさんがP氏である可能性が高いとみて捜査を進めている。

 P氏の夫は最近、ハンギョレとのインタビューで「妻が結婚前に看護士をしていたと聞いた。注射を打ってほしいという連絡が来たら主に直接訪問して注射を打っていた。昨年12月30日、頭の痛いことがあるとして、しばらくどこかに行ってくると言い残し、家を出てから、連絡が取れない」と話した。ハンギョレは何度もP氏に電話をかけたが、P氏は携帯電話の電源を切って行方をくらました状態だ。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-01-06 11:44

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/777651.html 訳H.J

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