登録 : 2016.12.23 23:33 修正 : 2016.12.24 09:13

韓国青年連帯キム・シク共同代表

17日、朴槿恵大統領の退陣を求める第8回ろうそく集会が開かれた光化門広場で「青年サンタ大作戦」を指揮した韓国青年連帯共同代表のキム・シク氏(33)=イ・キルウ先任記者//ハンギョレ新聞社
 大統領の退陣を要求する「革命的状況」でサンタが思い浮かんだ。「それ」はサンタがくれた今年最高のプレゼントだと思われた。そこでサンタ服を用意し、子どもたちに贈る素朴なプレゼントも用意した。70人の若いサンタは広場に出た。ろうそくを手にした市民たちの間をぬって子どもたちにプレゼントを配った。政治とは何なのか、弾劾や退陣、下野とは何なのかも知らずに、親の手を握って街頭に出てきた子ども達はサンタを見て大喜びした。サンタたちは「それ」を叫び、市民も叫んだ。子どもたちも一緒に続いて叫んだ。17日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求する8回目のろうそく集会が開かれた光化門(クァンファムン)広場で「青年サンタ大作戦」を指揮した韓国青年連帯キム・シク共同代表(33)は「子どもたちはもちろん、全国民が喜ぶ最高のクリスマスプレゼントをサンタからもらいたかった」と話した。

親と街頭に出ている子どもたち見ながら 
「悪い大統領を選んだ大人たちの誤り」 
殺伐とした状況にも「希望」与えたい 
青年サンタ70人がプレゼントを渡して「歓呼」 
24日、「青年サンタ大作戦」準備中 
1000人のボランティア、下野のプレゼントセットも用意 
大統領府には手錠のプレゼントも

 彼が代表を務めている韓国青年連帯は、城南(ソンナム)青年会、光州(クァンジュ)青い青年会、青年イグナイトなど全国50あまりの地域青年会が連合して2009年に発足した。疎外され、辛く疲れた青年たちを支援するボランティアや文化活動を行った。しかし、現実はもっと積極的な行動を要求した。そうして青年問題を解決する政策を生み出し、それを政界に提案し始めた。大統領、国会議員、地方議会選挙のたびに、青年失業などを解決する10大課題を選定して提案したこともある。初期から活動してきたキム氏は、今年3月の総会で共同代表に選出された。

 10月半ばから始まった大統領の退陣を要求するろうそく大行進には、青年たちがどっと集まった。これまで政治に関心がなさそうに見えた20、30代が、ろうそくで照らす主役として登場したのだ。キム氏は悩んだ。「青年の任務があるだろうと思いました。親の手を握って出てくる子どもたちが多くいました。彼らに幼い頃から民主主義の本当の味わいを感じさせる機会として、殺伐としたスローガンの中で子どもたちが自然に政治に参加する意味を感じさせたかったのです。後年、自分たちが歴史的な場に共にしていたということを覚えていてほしいと思いました」

 それで選んだのがサンタだった。ちょうどクリスマスが近づいてきた。大統領退陣運動とサンタのイメージが重なり、子どもたちに未来に対する希望を与えるイベントとして準備した。青年サンタ大作戦計画を知らせると、各界から支援の手が差し伸べられた。5~6社の出版社は子どもたちが好きそうな絵本400冊あまりを送ってきた。ある個人事業家はかわいらしくで暖かな毛糸の帽子100個を送ってきた。セウォル号リボン工作所では輪っかのリボン100個を製作して送った。動物のキャラクターのついたシールも準備し、寒い手を暖める使い捨てカイロも用意した。青年サンタを志願した若者たちが列をなした。若いサンタたちは、子どもたちにあげるクリスマスカードを自ら書いた。このようにして準備した袋を「下野プレゼントセット」と名付けた。

 サンタに変身した若者たちは光化門広場を回りながら「子どもたちにクリスマスプレゼントを、朴槿恵には弾劾を」というスローガンを叫びながら大統領の即刻退陣を要求する内容に改詞したキャロルも歌った。

8回目のろうそく集会が開かれた17日午後、ソウル光化門広場でサンタの服を来た「朴槿恵政権退陣のための青年行動」の会員たちが朴大統領の退陣を求めて行進している=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 キム代表は、高校時代に教師を夢見た。暗鬱な時代だった。IMF通貨危機により経済が停滞し、希望が見えなかった。子どもたちに希望を話してあげたかった。大学に進学して積極的に学生活動を行った。単科大学の総学生会会長もした。大学卒業後、防衛産業に勤務し、軍服務を終えた後、社会運動家への道を歩み始めた。

 キム代表は今週土曜日の24日には大規模な青年サンタ大作戦を行う計画だ。青年サンタも1000人あまりに増えた。大型の模型手錠もいくつか作り、大統領の拘束を促す計画だ。後援が増え、プレゼントも一層豊かになっている。

 キム代表は「青年たちは政界に対して失望を越えて嫌悪感を感じています。与党はもちろん野党も国民の声を聞いていません。前回の総選挙で青年たちは野党に積極的な支持を送りましたが、彼らの無能さを見せることで終わりました。メディアもまた自分の役割を果たせていません。退陣しないで居座る大統領は…」

 1年半前に結婚した彼には子どもが一人いる。子どもには素敵な韓国を受け渡したいと話した。「親の手を握って広場に出てきた子どもがこう言いました。『悪い大統領を選んだ大人たちのせいで、どうして私たちがこんなひどい苦労をしなきゃならないの?』その瞬間、困惑していた親の表情を思い出します」。子どもたちに渡すプレゼントを後援したい人の連絡も受け付けている。(82-2-834-5778)

文・写真 イ・キルウ先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-12-22 23:23
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/775812.html 訳M.C(2258字)

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