抗議として携帯電話にテキストメール送る
国民の党の後援会口座に「18ウォン」振り込んだというスクリーンショット
朴智元議員のホームページは炎上しダウン
同時に大統領府ホームページに接続する「国民DDoS」運動も
1日、セヌリ党が議員総会で「4月に大統領退陣、6月に早期大統領選挙」を党論として採用したことで、怒れる世論が沸騰している。朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾案をめぐって右往左往する政界には、怒りに満ちた報復が殺到した。同日、SNSには「セヌリ党議員に抗議電話を掛けよう」というメッセージと共に第20代国会のセヌリ党議員128人の携帯電話番号がシェアーされた。実際、ある市民は自分の地元選出議員であるクォン・ソンドン議員の携帯電話にテキストメール送って強く抗議した内容を、自分のブログに載せた。弾劾案の発議をめぐり混迷を続ける国民の党のSNSにも「これからろうそく集会に出るなんて夢にも思わないで」とか「国民が弾劾を望んでいる」、「セヌリ党へ行け」のような書き込みが殺到した。複数のネチズンは、国民の党議員の後援会口座に悪口を意味する「18ウォン」を振り込んだスクリーンショットを掲載した。朴智元(パク・チウォン)国民の党非常対策委員長の公式ホームページには接続者が殺到し、ダウンする騒ぎもあった。これに先立って、朴委員長は弾劾案発議と関連し、自分のフェイスブックに、「忍耐が必要だ。慎重に慎重を期すべきだ」として、「軽挙妄動しては"大業"を成し遂げられない恐れがある」と書き込んだ。
「朴槿恵政権退陣のための非常国民行動」(退陣行動)は「大統領府ホームページも退陣せよ!」というスローガンと共に「国民DDoS攻撃」運動を始めた。実際にDDoS攻撃をしようという意味ではない。毎日午後2時と3日午後7時に大統領府のホームページに一斉に接続し、ホームページのリフレッシュボタンである「F5」を押し続けるという内容だ。
退陣行動は同日、ソウル中区貞洞(チョンドン)のフランチェスコ会館で記者会見を開き、「3日の第6回ろうそく集会は『朴槿恵即刻退陣の日』になるだろう」とし、「朴槿恵大統領が29日に発表した3回目の談話に怒った国民たちが街頭に出て、大統領府に向かって私たちの要求を伝えると共に、付和雷同する政界を糾弾する」と明らかにした。
3日午後4時から始まる「第6回汎国民行動」は、大統領府包囲デモに再び乗り出す。主催側は警察に7つの会場、12の行進ルートを申告した。特に、大統領府のすぐ前の噴水台まで行進すると申告した。警察は大統領府周辺での開催を申請した7つの集会申告に対して全面禁止を通告し、行進も栗谷路までに制限した。警察は「行進ルートの一部が、大統領府から100メートル以内の区域を通過するため、禁止せざるを得ない。先月26日にも一部のデモ隊が裁判所が許可した午後5時30分以降にも大統領府付近で深夜過ぎまで集会を続けた」として、禁止通告の理由を明らかにした。
主催側は「100メートル以内での集会が禁止されているなら、100メートル手前まで禁止すればいいのに、全面的に禁止したのは抗議の対象である大統領への接近を遮断し、集会・デモの自由を過度に萎縮させる」として、再びソウル行政裁判所に警察の禁止通告の執行停止仮処分を申請し、司法の判断を求める計画だ。
週末のろうそく集会を2日後に控えた1日には、全国各地でろうそく集会が開かれ、週末のろうそく集会の熱気を予告した。忠清南道唐津(タンジン)など6カ所では、同日夕方、「朴槿恵の逮捕」を求める時局集会が同時に開かれ、大田（テジョン）では屯山洞のギャラリアタイムワールド前で、「朴槿恵逮捕を求める大田市民ろうそく行動」による27回目の集会が開かれた。全羅北道では、3日、全州(チョンジュ)、益山（イクサン）、群山（クンサン）など、全羅北道各地で開かれる予定の全羅北道道民総決起を控えて盛り上がりを維持するため、1日と2日にもろうそく集会を行っている。週末にはソウルをはじめ、現在まで、全国約40地域でろうそく集会が予定されている。退陣行動の関係者は「段々寒くなっており、国民の疲れもたまっているため、ろうそく集会に向けた動力に陰りが見えるかもしれないと懸念していたが、たった一日も容認できないという民心は全く異なる。政界の行動を見た市民たちの怒りはさらに高まっており、衰えていない」と伝えた。
訳H.J(2079字)
