登録 : 2016.10.07 02:23 修正 : 2016.10.07 07:13

CIA出身の情報専門家が仮名で寄稿 
北朝鮮の核実験10年の歴史を振り返り 
10年前に惑星の地位をはく奪された冥王星に例える

今月6日、「38ノース」に掲載された「冥王星から平壌、そして再び」という題名の寄稿文のキャプチャ38north.org/2016/10/jchurch100516//ハンギョレ新聞社
 米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」が6日、「冥王星から平壌(ピョンヤン)まで、そして再び」という興味深い題名の寄稿文を掲載した。米国の中央情報局(CIA)や国務省などで長い間北朝鮮や北東アジア問題を分析・研究してきた情報専門家として知られるジェームズ・チャーチ氏(仮名)が書いた寄稿文である。チャーチ氏は「最近北朝鮮を冥王星のようにしたいと思う人たちがいるようだ」と書いた。どんな意味なのだろうか。

 2006年8月14日~25日、チェコのプラハで開かれた第26回国際天文連盟(IAU)総会で、太陽系の末っ子と呼ばれていた冥王星は「矮小惑星」に格下げされ、惑星としての地位を失った。同年10月6日、国連安全保障理事会は「北朝鮮の核実験の放棄を促す議長声明」を採択した。3日前に北朝鮮外務省が「科学研究部門が安全性が担保された核実験をする予定だ」と発表したことに対する警告だった。国際社会の警告にもかかわらず、北朝鮮は3日後の9日、朝鮮中央通信を通じて「地下核実験が成功的に行われた」と明らかにした。1回目の核実験だった。それから10年間、北朝鮮は4回の追加核実験を行った。1回目の核実験当時、0.7~2キキロトンにとどまった爆発力は、先月9日の5回目の核実験では20~30キロトンまで高まったというのが専門家たちの評価だ。

 チャーチ氏は「北朝鮮の力は核や化学兵器、長射程砲や移動式ミサイルなどから出るものではない」としたうえで、「怒らせたら人々が興味を持つという単純な事実が北朝鮮の最大の強み」だと指摘した。彼は「国際社会は長期間にわたり北朝鮮の『良い行動』についてはほとんど報賞してこなかった」とし、「一方、時期を見極めて『悪い行動』を取ると、大国が歯を食いしばって関心を持つという点を、北朝鮮は経験から学んだ」と付け加えた。

 彼は「北朝鮮が地球上で最も孤立した国なら、国際社会も北朝鮮から徹底的に孤立している」とし、「孤立は相互的なものであり、北朝鮮が国際社会を知っていることに比べて、国際社会は北朝鮮をよく知らない」と指摘した。彼は「北朝鮮の4回目の核実験以降、国連安保理は非常に強力な制裁決議を通過させたが、制裁の効果がどこにあるのか」と反問したうえで、「冥王星を退出させたように、北朝鮮が消えてしまうまで息を殺して見守りたいだろうが、北朝鮮は冥王星ではない」と皮肉った。

チョン・インファン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-10-06 22:06
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/764580.html 訳H.J(1259字)

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