登録 : 2016.04.21 09:05 修正 : 2016.04.21 14:25

総選挙惨敗後にセヌリ党で構成された非常対策委員長に推薦されたウォン・ユチョル院内代表が15日午前、国会で記者懇談会の開始に先立ち挨拶している=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社
キム・ソンテ議員「大統領側近勢力の独善が
保守政権の超大型危機を生んだ」
チョン・ウテク議員「大統領府の指示で党はロボット
緊密で水平的な党と大統領府の関係が必要」

非朴系議員「親朴派は総選挙の敗北責任を負い
院内代表や党代表の座を手放すべき」
親朴派「大統領の任期後半の支援のため
党権を非朴系に明け渡すことはできない」

 総選挙惨敗という事態を収拾するウォン・ユチョル(院内代表)の非常対策委員会の構成が漂流するなか、セヌリ党内で刷新論が噴出している。党を硬直させた垂直的な党と大統領府の関係を水平的なものに直し、大統領府が変化すべきとする内容を核とする。しかし、大統領府と主流の親朴槿恵(パククネ)派が、既得権を容易には手放す状況にはないため、刷新は難しいとする見方が出ている。

 まず大統領府に向けた直接的な批判が出ている。朴大統領と距離を置く非朴系のキム・ソンテ議員は20日、KBSラジオに出演して「大統領側近勢力の独善、無気力な党体制、大統領とコミュニケーションできない“不通”が問題だった。これらがもたらした保守政権の超大型危機」と発言し、大手術をしなければならないとした。

 5回当選のチョン・ウテク議員は「大統領から変わるべき」と述べた。チョン議員は「大統領も党も総選挙の反省や来年の大統領選挙の備えをする戦略的マインドがなにもない」、「大統領が聞きたくない話であっても聞かなければならない」と指摘した。

 党が大統領府の顔色ばかり伺い、自主性を喪失した現在の党と大統領府の関係も問題に挙げられた。大統領府の指示があれば党が公式な意思決定構造まで無力化し、追従してきた行動が、公認過程で明るみになり、党の躍動性を落として民心の離反を招いたというのだ。旧ハンナラ党で倫理委員長を務めたイン・ミョンジン経済正義実践市民連合共同代表は、ハンギョレの電話取材や「交通放送」のインタビューで「大統領府と党は自然に距離を設けなければならないが、指示ばかり受ける与党セヌリ党の従来の慣性では、距離を置くのは不可能だ」、「巨大与党のくせに、自分たちが何かを考え議論し、自ら決定した経験がない。自生力を喪失して誰かの指示を待っているかのようだ」と話した。チョン・ウテク議員は「今も『大統領府が指示を出せば党はロボットのように従う』と批判する世論が強い。指示でなく緊密で水平的な協力関係を作らねばならない」とした。

 結局、「親朴覇権主義」を壊すしかないという指摘が非朴系から出始めている。親朴派が総選挙の敗北の責任を負い、院内代表や党代表に居座る欲を捨て、きれいに手を引くべきだとする。ファン・ヨンチョル、キム・セヨン、イ・ハクジェ議員など「セヌリ党革新会」の議員らが、ウォン・ユチョル非常対策委体制に強く反対したのも、現体制が親朴派の既得権維持の支えになると考えているためだ。革新会のある議員は「ウォン・ユチョル体制を続ける親朴派の初期作戦は失敗に終わったが、親朴派はまだ党代表に未練があるようだ」と話した。一部では、26日の当選者ワークショップ開催、5月初旬の院内代表選挙につながる党内の日程が遅れ、党刷新の議論の力が弱まりかねないとの懸念が出ている。

 親朴派は「一線からの後退論」に対し、発言を控え無回答でいる。慶尚道地域のある議員は「今は静かに自粛している。親朴派の間では院内代表や党代表に誰を支持するかという意見交換もない」とした。しかし、朴槿恵大統領の任期後半を支援するためには、党権を非朴系に明け渡すことはできない“使命感”と、その気さえあれば党をいつでも掌握できるという“自信”は強固だ。ある親朴派関係者は「親朴派に責任が問われているとしても、誰に党を任せればいいのか。非主流に党を導くほどの人物はいないし、非主流が党権を握れば次の大統領選に勝てるのか」、「票対決をしたら我々が勝つ」と話した。

キム・ナムイル、ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-20 22:18

http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/740576.html?_fr=st1訳Y.B

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