大学生キムさん(23)は先月29日、全国総学生会会長団が集まる修練会に参加した。「ワーッ芸能人の○○の似ているね」 「目が本当にきれいですね」 全国各地から集まった初対面の学生たちは、各々「容姿称賛」から会話を始めた。 「私ももうちょっと気をつかって来れば良かった」。 初対面の堅い雰囲気を変えるためのお世辞であることは十分に分かってはいても、キムさんはなんとなく「自分のみずぼらしい容姿に気後れ」を感じた。 午前2時まで続いた修練会のまとめの席でも「少し髪を伸ばしてみたら?」 「コンタクトはどう?」のように悪気のない容姿“アドバイス”が続いた。
インターネットには芸能人の容姿に関する記事が一日に数百件もあふれている。 このような記事を「容姿至上主義」と批判しながらも、私たちもまた“良い意味”で日常的に服や髪に対する言及がどれほど多いだろうか。 実際言われる人にしてみればうんざりしているのに。 ハンギョレと韓国女性民友会が日常の小さな実践を提案する「やってみようプロジェクト」を15日から始める。 “自分”から変われば、日々の暮らしに疲れきってしまう大韓民国も変えられるという趣旨だ。 修練会に行ってきてから「一週間、容姿を話題にしないで暮らしてみよう」と決心したキムさんを含む20~40代の男2人、女3人が初の挑戦に挑んだ。