登録 : 2016.02.01 23:31 修正 : 2016.02.02 06:45

THAADのTPY2レーダー探知距離//ハンギョレ新聞社
 北朝鮮が高高度防衛ミサイル(THAAD<サード>)の朝鮮半島配備問題と日本軍「慰安婦」被害者問題をめぐる韓日政府間の12・28合意と関連し、米国をはじめ韓国と日本を連日猛非難している。北朝鮮の4回目の核実験に対する国際社会の制裁局面で、韓米日三角安保協力に対し朝中ロで対抗しようとする戦略に沿ったものと見られる。朴槿恵(パククネ)大統領が直接THAAD配備と5カ国協議などを取り上げた結果、北朝鮮の戦略に巻き込まれたと指摘されている。

 北朝鮮労働党機関紙の労働新聞は連日「南朝鮮(韓国)のTHAAD配備」を非難している。特に1月31日付で、「米国は、ロシアと中国の反対にもかかわらず、南朝鮮にTHAADを配備しようとする試みを露骨化」しているとし、米国への対抗軸として中ロを強調した。中国とロシアは、米国主導の「強力で包括的な対北朝鮮制裁」に反対している。また「内外好戦狂たちはTHAADの南朝鮮配備を急ぎながら、私たち(北朝鮮)に対する核の脅威をますます増大させ、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定を蹂躙」しているとし、THAAD配備を4回目の核実験を正当化する口実にすると共に、中ロが含まれた北東アジアの平和と安定の脅威になると主張した。

 北朝鮮は今年初めから12・28合意を批判してきたが、最近はこの合意の裏に米国があると主張することに重点を置いている。労働新聞は1日付で「日本軍性奴隷問題の交渉妥結は違法非道のインチキな政治行為である」という見出しの記事で「日本軍性奴隷問題の合意は、北東アジア地域で両走狗(韓日)を米国の侵略的な対アジア支配戦略実現の突撃隊として使おうとする、ホワイトハウスの脚本と演出によるもの」として、韓米日を同時に批判した。

 ソウル大学統一平和研究院のチャン・ヨンソク研究教授は、「北朝鮮は核実験で米日対中ロの北東アジア秩序の対立構図への変化を引き起こしたと主張している」とし「1対5ではなく、3対3または1対2対3で分裂して対立する構図が、北朝鮮が望むこと」だと指摘した。

 韓国政府の対応が北朝鮮のこのような戦略の追い風となったと指摘する声もあがっている。匿名を希望する北朝鮮専門家は「北朝鮮の核実験直後、朝鮮半島における米国の戦略兵器の展開やTHAAD配備の発言、5カ国協議の主張で中国を刺激したのが、中国と米国の対立を助長した側面が大きい。結果的には北朝鮮の核問題ではなく、南シナ海問題や韓米日安保協力の強化などが主な問題となり、北朝鮮が望んでいた状況になっている」と述べた。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-01 19:53

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/728814.html訳H.J

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