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ソウルのタクシー、こんな時は乗車拒否になりません

登録:2015-12-19 07:58 修正:2015-12-19 12:17
11月28日午後、ソウル麻浦中洞の韓国タクシー協同組合車庫で黄色い“コープタクシー”の間に韓国タクシー協同組合組合員のタクシー運転手が立話しをしている =カン・ジェフン先任記者//ハンギョレ新聞社

 歳末、暮らしはパッとしなくても送年の熱気は熱い。 適度な酒で健康を守ることも必要でしょうが、深夜のタクシー争奪戦に備え「法的乗車拒否要件」をあらかじめ確認しておけば精神健康にもいい。

 18日、国民権益委員会の資料によると、「客の乗車を拒否したり客を途中で降ろしたりするすべての行為」は乗車拒否にあたる(国土部タクシー乗車拒否取り締まりマニュアル)。しかし、例外として認められている乗車拒否に当たらないケースを知っておきたい。

 まず、タクシーが所属する事業区域外へ行こうとすれば、断られても乗車拒否にはならない。 京畿道高陽(コヤン)市のタクシーがソウルに行かないと言っても問題にはできないわけだ。 また「目的地を言えないほどに」酔っ払った人はタクシーが乗せない(乗せてもどこにも行けないが)ことができる。 子犬などのペットや「危害を及ぼす物」を持った人も乗車を拒否できる。 ただし箱やカバンに入れたペットまで乗せないといえば乗車拒否になる。

 営業時間が終わってタクシー表示灯を消したり、手を振っても運転手が認知できないケースも乗車拒否ではないと規定されている。 タクシー運転手がお客さんを選択して乗せるために表示灯を消し、意識的に見えなかったふりをするなどの議論の余地はあるが、「取り締まりマニュアル」規定に従って頑張って手を振るしかない。

 法人タクシーの「交替時間」も論議の的だ。 運転手が交替時間を表示した表示板を備えつけ、交替時間だと教えて乗せられないと言えば乗車拒否ではない。 ただし、交替時間が1時間以内の場合にのみ乗車拒否ではないと認められる。 交替時間を2~3時間後に控えて交替時間を理由にお客さんを乗せなければ乗車拒否になるという話だ。

 乗車拒否が多い曜日、時間、地域を避けることも知恵だ。 権益委の集計によれば京畿道で週末の深夜12時前後から2時間以内にタクシーに乗らなければならない人はコールタクシーを利用するのが得策だ。

 2013年1月から先月まで「国民直訴の鐘」等に寄せられたタクシー乗車拒否苦情を集計すると、計1万4342件のうち昨年12月は757件、2013年12月が553件で年末が最も多かった。 曜日別に見れば22.3%が土曜日で、日曜と金曜がそれぞれ16.1%と14.4%であった。 乗車拒否当日と翌日に多く苦情が提起されるので、実際の乗車拒否は金・土・日曜日に多く発生していると見られると権益委は説明した。

 乗車拒否の発生時間帯は深夜12時から午前2時が26.0%で最も多かった。 次いで夜10時~深夜12時が21.8%、午後8時~午後10時9.8%の順だった。 地域別ではほとんどの苦情が首都圏で発生していた。 京畿道が全体の85.4%を占め圧倒的に多かった。 ソウルと仁川(インチョン)がそれぞれ9.3%と4.3%と調査された。 京畿道では水原(スウォン)25.5%、城南(ソンナム)14.1%、富川(プチョン)10.4%の順だった。

キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ (お問い合わせ japan@hani.co.kr ) )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/722549.html 韓国語原文入力:2015-12-18 16:21
訳J.S(1647字)