故キム・スンアクさんが5千万ウォン寄付
市民募金で13億ウォン集め
「平和と人権の花を咲かせる」
日本軍慰安婦被害者を記念する全国で4番目の歴史館が5日、大邱(テグ)でオープンする。
「挺身隊ハルモニと共にする市民の会」は5日午後2時、大邱市中区西門路の「ヒウム日本軍慰安婦歴史館」の開館式を開く。
歴史館の1階181.50平方メートルは展示室と事務室、2階101.77平方メートルは展示室や教育館として作られた。展示室には、日本軍慰安婦に関連する写真など歴史資料が備えられる。また慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)たちの写真や証言を含め、日本軍慰安婦問題解決過程も説明されている。
この歴史館が作られるのに6年かかった。市民の会が2009年12月に歴史館建設推進委員会を発足させ、翌年から本格的な市民募金が始まった。2010年1月に大邱の病院で亡くなった日本軍慰安婦被害者の故キム・スンアクさんは生前、「大邱に日本軍慰安婦歴史館を作ってほしい」と5千万ウォン(約500万円)を残した。
市民の会はヒウムの腕輪を販売して収益金を集め、市民の募金を開始した。ヒウムとは「希望を集め花を咲かせる」という意味だ。以降、女性家族部と大邱市がそれぞれ2億ウォン(約2千万円)、大邱中区が4千万ウォン(約400万円)を支出。 他の日本軍慰安婦被害者たちも千万ウォンを加えた。13億ウォン(約1億3千万円)を超すお金が集まった。
市民の会は昨年3月、大邱中区西門路にある214.45平方メートルのチャンシン商会の建物を歴史館予定地に決め、4億6700万ウォン(約4600万円)で土地と建物を買った。残ったお金は建物の修理費と展示物の設置費用に使われた。市民の会は昨年8月から歴史館建物の補修工事を始め、5月に工事を終えた。建物の修理に思ったより時間がかかり、開館が何度も延期されたが、ようやくオープンにこぎつけた。
現在、国内に日本軍慰安婦被害者関連の歴史館は、京畿道広州(クァンジュ)の「ナヌムの家」にある日本軍慰安婦歴史館(1998年)、釜山水営(スヨン)区の民族と女性歴史館(2004年)、ソウル麻浦(マポ)区の戦争と女性人権博物館(2012年)の3カ所。大邱の歴史観は4番目の歴史館となる。
市民の会のイ・インスン事務処長は「解放70年という意味深い年に問題が解決される喜びと共に開館できなかった悔しさはあるが、歴史館の開館がハルモニに少しでも慰めになり、韓国社会が被害者たちの苦痛を忘れず記憶することに寄与することを願う。また、日本政府から心のこもった謝罪と反省を求める問題解決活動の拠点となり、ひいては市民や青少年と平和と人権の話で花を咲かせる空間を一緒に作っていきたい」と話した。
女性家族部には、10月7日現在で238人の慰安婦被害者が登録されている。しかし、今年に入り8人が亡くなるなど生存者は現在47人に過ぎない。大邱に住む慰安婦被害者は4人で、ソウル(14人)、京畿道(14人)、慶尚南道(7人)に次ぎ多い。慶尚北道にも慰安婦被害者が1人いる。現在生存するハルモニたちの平均年齢は89.2歳だ。
韓国語原文入力:2015-12-03 20:18