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‘龍山鎮圧したように’対テロ訓練

原文入力:2009-07-02午後10:59:00
ソウル警察特攻隊‘惨事現場 再演’コンテナ 望楼接近

キル・ユンヒョン記者

←ソウル警察特攻隊隊員らが2日午前、ソウル,瑞草区,方背洞の警察特攻隊訓練場で‘龍山惨事’現場を再演し、篭城者鎮圧訓練をしている。特攻隊員らは訓練用建物の上に建てた望楼に龍山惨事の時と同じくコンテナを利用して進入した。この日の訓練はチュ・サンヨン ソウル警察庁長官など警察幹部100人余りが見守った。 ニューシス

ソウル警察特攻隊が‘対テロ総合戦術訓練’を行い、あたかも去る1月に発生した‘龍山惨事’現場をそのまま再演しておいたような状況で篭城鎮圧訓練を行い論難がおきている。

ソウル警察特攻隊は2日午前10時30分から1時間30分にわたり瑞草区,方背2洞,南泰嶺峠付近のソウル警察特攻隊訓練場で国家重要施設などにテロ状況が発生した場合に対応する総合戦術訓練を行った。この席にはチュ・サンヨン ソウル警察庁長官をはじめとする警察幹部など100人余りが招請された。

この日の訓練は航空機・建物・車両進入,爆発物処理,狙撃・総合武術試演などの順序に進行されたが、訓練半ばに龍山惨事を復習するような場面を演出し一部参席者らの眉をひそめさせた。

警察はこの日訓練用建物の上に望楼をたてておき龍山惨事の時のようにコンテナを通じて望楼に接近する姿を試演した。警察は望楼外壁に真っ赤な文字で‘生存権保障’等の文字を書いておいたり、‘闘争’と書かれた横断幕を掲げたりもした。警察の鎮圧が始まるや撤去民役を担った警察官らはマスクで顔を隠し角材を持って特攻隊に激しく抵抗し鎮圧された。

パク・ネグン‘龍山惨事汎国民対策委員会’共同執行委員長は「龍山惨事が起きて5ヶ月を越えるのに警察は遺族たちに対する謝罪どころか追慕集会まで妨害してきた」として「警察が生存権を要求する撤去民をテロリストとして見ているという点をもう一度証明した」と話した。

これに対してソウル警察特攻隊関係者は「撤去民と関連した訓練は90分にわたる全体訓練の中で3~4分程度にしかならない」として「特に龍山惨事を念頭に置いたものでは絶対にない」と説明した。

キル・ユンヒョン記者charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/363646.html 訳J.S