登録 : 2015.09.23 11:34 修正 : 2015.09.23 15:45

 ソフトウェア教育など新設
 学習負担軽減目標色褪せる

キム・ジェチュン教育部次官が22日午前、政府世宗庁舎教育部ブリーフィング室で創意融合型人材養成を目標にする「2015年改正教育課程」を発表している=世宗/聯合ニュース
教育目標・方法で辻褄合わず
弘益人間・創意融合型人材
力量中心・核心原理中心教育
追求理念・授業方式は異質

 教育課程は公教育の設計図であり出発点だ。韓国が追求する人間像を設定した後、小中高校で何をどのように何時間ずつ教え、その人間像に似合った人を育てるのか、目標と実現方案が盛り込まれなくてはならない。教育課程の専門家らは23日に告示される「2015年教育課程」の人間像・目標・教育方式が互いに調和を生み出すことができず、辻褄が合わなかったり、矛盾するものまであると指摘した。

■ 人間像は「弘益」なのに重点は創意融合教育

 韓国は光復(解放)以来、弘益(ホンイク)人間(広く人間を正しくする)を教育理念に据えてきた。朴槿恵(パク・クネ)政権が2015年教育課程の改正目標にした「創意融合型人材」は、李明博(イ・ミョンバク)政権の2009年教育課程が標榜した「グローバル創意人材」同様、社会的合意を経なかったと指摘される。

 大韓民国教育基本法は弘益人間、自主的生活人、民主市民などを教育理念に規定する。2015年教育課程でも「追求する人間像」として、弘益人間の教育理念および目的を基に自主的な人、創意的な人、教養のある人、共に生きていく人などを列挙している。人間像において「創意融合型人材」は言及さえされていない。だが、続く今回の教育課程のキーワードに該当する「教育課程構成の重点」では、「創意融合型人材を養成することに重点を置く」と指摘された。弘益人間などの人間像と創意融合型人材がどういう関係にあるのか明確な説明がないまま、現政権のスローガンである「創造経済」社会が要求する中核技術を備えるためとして、「創意融合型人材」を唐突に組み入れた。全国教職員労働組合真の教育実践委員会のチン・ヨンヒョ政策局長は「創意融合型人材が正しいか正しくないかは別にして、一つの国の教育を左右する重要な文書に、任意に話を取ってつけていいものではない」と指摘した。

■ 根本的に異なる教育方法混在

 2015年教育課程には、関連のない異質な2種類の教育方法が共に導入されたとする問題提起もされた。米国など外国で注目される、いわゆる「力量中心教育」と「核心原理」(ビッグ・アイディア)中心の教育は、互いに追求する知識の内容と授業設計方式がかなり異なるが、一つの教育課程の中にその二つが混在しているのだ。

 力量は実用的な知識で、核心原理は学問的な知識だ。力量は問題解決能力、協業能力、自己管理能力、批判的思考能力など現実的な問題を解決するのに必要な実用的な知識なので、プロジェクト授業や問題解決授業等を通して育まれる。だが、学問的な知識(核心原理)は、「学習目標→核心原理導き出し→核心原理の深い理解のための核心の質問導き出し→核心質問の答えを得るための授業活動設計→評価」という異なる手順で授業を設計することになる。

 「教育を変える人々」のイ・チャンスン代表は「授業設計の原理と手続きが相当に異なる2種類を、相互間の関係確立もなく並列的に導入するのは教育課程基準文書の深刻な欠陥」と批判した。

■学習負担減らすとし初等ソフトウェア教育新設

 教育部は、創意融合型人材養成と合わせて学習負担軽減を主な改正目標にした。だが、小学校の場合、むしろ授業時間と科目が増え、負担を増やすことになると批判される。小学5~6年生の実科目にソフトウェア教育が追加され、漢字教育も教科書併記こそされなかったが以前より強化される。パク・ジェユン教育課程政策官は22日、具体的な学習負担の縮小水準に関する質問に即答を避けた。パク政策官は「生徒たちの学習負担適正化を趣旨とする教育課程を開発したが、教育課程は方向を提示するだけで、教科書が開発されてから、その授業が行われて評価が出てきて初めて生徒が体感する負担(減少水準)を知ることができる」と話した。

チョン・ジョンユン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-22 20:11

http://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/709973.html訳Y.B

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