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運転免許取得のため韓国訪問、5年で90倍に激増

登録:2015-09-22 07:58 修正:2015-09-22 08:08
ソウルの運転免許試験場=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

免許試験簡素化のため…中国人最多
7月末まで3万3111人が資格証取得

 短期観光ビザで韓国を訪問し運転免許を取っていく外国人が、最近5年間で90倍も増えていたことが分かった。事実上、運転免許をとる目的で韓国に来る外国人が増えていることになるが、4~5年前に国内の運転免許試験が大幅に簡素化されて容易になったためと分析される。

 21日、警察庁が国会安全行政委員会所属のセヌリ党のカン・ギユン議員(慶尚南道昌原)に提出した国政監査資料によると、国内で運転免許試験に合格して運転免許資格証を取得した外国人は2009年が1万52人、2010年が1万1308人、2011年が2万1351人、2012年が3万1366人、2013年が3万2376人、2014年が5万9241人と、5年で6倍近く増えた。 今年は7月末までに3万3111人に達し、6万人を超えると予想される。

 特に短期観光ビザで入国して運転免許をとった外国人は、2009年が55人、2010年が69人、2011年が196人、2012年が280人、2013年が614人、2014年が4949人となり、5年間で90倍も増えた。今年は7月末までに5294人になり、1万人を超す可能性もある。

 昨年国内で運転免許をとった外国人の国籍は5万9241人のうち中国が5万991人でほとんどを占めており、ベトナム(3993人)、米国(1030人)、ウズベキスタン(320人)、日本(242人)等が後に続いた。昨年短期観光ビザで入国して運転免許をとった外国人4949人のうち中国人(4662人)が大部分だった。

 国内で運転免許をとる外国人が急増する理由は、2010年と2011年の二度にかけ簡素化された運転免許試験制度にある。2010年2月23日までは、運転免許試験を受けるには学科25時間、場内技能20時間、道路走行15時間の義務教育60時間を満たさなければならず、場内技能試験は15項目に達した。だが、2010年10月24日に義務教育時間が半分の30時間に減り、場内技能試験も11項目に減った。2011年6月10日には義務教育時間は13時間、場内技能試験は2項目6課題にさらに減った。外国人が短期観光ビザで韓国を訪問して運転免許試験に合格する時間は充分になった。

チェ・サンウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-21 22:13

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/709873.html 訳Y.B

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