登録 : 2015.07.01 08:33 修正 : 2015.07.01 08:36

 警察、共犯・背後勢力探せず
 「利敵同調」を加えて検察送検

駐韓米国大使を襲撃したキム・キジョン氏が3月6日、車椅子に乗ったまま勾留請求実質審査を受けるためソウル中央地裁に向かっている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
 ソウル地方警察庁保安捜査1隊は今年3月、マーク・リッパート駐韓米国大使を凶器で襲った容疑(殺人未遂など)で起訴されたキム・キジョン氏(56、「私たちの広場」代表)の国家保安法違反容疑(利敵同調および利敵表現物所持・製作・頒布)を新たに確認し、検察に追加送検したと30日明らかにした。警察は「背後は探せなかった」とする一方でキム氏が北朝鮮の反米主張を盲目的に追従してリッパート大使を襲ったので利敵同調容疑があると明らかにした。

 警察はキム氏が「北朝鮮の対南革命論など宣伝・扇動、スパイ前歴者などを持続的に接した後、これに対し同調することになり、実際に韓米同盟を象徴する中心人物であるリッパート大使殺害を試みた点などを総合すると、利敵目的性などが認められる」とした。警察は報道資料で「利敵同調による殺人未遂概要」を出し、「北、公開的な駐韓米国大使殺害宣伝・扇動」→「キム・キジョン、北宣伝・扇動認知および追従」→「駐韓米大使殺害時も」という内容の図表を提示した。

 警察は3カ月前、キム氏を殺人未遂などの容疑で検察に送検する際も「北朝鮮同調および反米指向がリッパート大使を襲撃する極端な行為につながったと見られる」と明らかにしたことがある。当初、警察は「共犯および背後勢力捜査に集中する」としたが、共犯や背後勢力を捜し出せないとキム氏が北朝鮮の影響を受けて「同調犯行」をしたことに規定したのだ。

 利敵同調は主に講演や集会などで北朝鮮の主張に呼応する発言などをした場合に適用されてきたので、「殺人未遂」を「利敵同調」と見るには無理があるという指摘もされる。チャン・ギョンウク弁護士は「演説・講演などでない襲撃行為を反国家団体を助けた行為と見ることができるか疑問」と語る。一方、事件の送検を受けたソウル中央地検関係者は「利敵性が明確なら殺人未遂を利敵同調と見ることもできる」とした。

パク・テウ記者、イ・ギョンミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-30 21:30

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/698313.html訳Y.B

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