本文に移動

5・24措置解除を巡り南北が真っ向から対立

登録:2015-05-24 23:21 修正:2015-05-25 07:51
 南「まず当局間対話に出てくるべき」
 北「無条件解除が先決だ」
京畿道平沢第2艦隊司令部で展示中の引き揚げられた天安艦の船体=資料写真//ハンギョレ新聞社

 天安(チョナン)艦沈没に対する対北朝鮮制裁の「5・24措置」が5年目をむかえた24日、南北当局がそれぞれ「まず当局間対話に出てくるべき」、「5・24措置解除が先決だ」と真っ向から対抗した。

 韓国統一部はこの日出した資料を通じ「北朝鮮が我々の提案した南北当局間対話に呼応するなら、5・24措置問題を含む種々の懸案を議論し、接点を用意していくという立場を繰り返し明らかにしてきた」として「この過程で北朝鮮の責任ある措置も確保するだろう」と明らかにした。 統一部はまた「5・24措置解除のためには、天安艦爆沈の挑発に対して韓国国民が納得できる北朝鮮の責任ある措置がなければならないという立場には変わりがない」と強調した。 ただし、5・24措置を維持しつつも南北交流と協力については持続的に推進するとして「光復(解放)・分断70周年である今年、民間次元で推進する文化、歴史、スポーツなど多方面の交流については積極支援していこうと思う」と付け加えた。

 北側は当局間対話に先立ち5・24措置の無条件解除をせよと対抗した。北側の国防委員会政策局はこの日声明を通じて「5・24措置はでっち上げられた天安艦沈没事件に基づいて作り出した対決措置であり、不当な根拠に基づいた結果は不当に決まっている」とし、天安艦事件に対する南北共同調査と5・24措置の解除を繰り返し主張した。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/692610.html 韓国語原文入力:2015-05-24 21:18
訳J.S(745字)

関連記事