北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)射出試験の成功が、北東アジア各国の潜水艦戦力競争につながるかが注目されている。
潜水艦は水中でのひそかな浸透が可能であることから、信頼できる報復手段として挙げられる。
現在、北朝鮮は潜水艦戦力増強に乗り出しており、ロメオ級(1800トン級)潜水艦と潜水艇など、70隻を運用している。これらの潜水艦は海上交通路のかく乱、機雷の敷設、水上艦の攻撃、特殊戦部隊の浸透支援などの任務を担っている。特に今回、弾道ミサイル搭載が可能な新型新浦級潜水艦を開発したのは、北朝鮮が非対称戦力として潜水艦の能力を継続的に増強していこうとする意図を露わにしたものだと、軍当局は分析している。
中国は、新型ディーゼル潜水艦と原子力潜水艦など、65〜70隻規模の潜水艦を運用している。また、最近では、射程距離800キロメートル以上のJL-2弾道ミサイルを搭載した新型戦略原子力潜水艦艦(Jin級)1隻を追加配備した。中国は潜水艦戦力を米国など大国の軍事力展開を防ぐための「接近阻止・地域拒否」(A2 / AD)戦略の核心戦力としており、潜水艦戦力の増強を進めていることが分かった。日本は北東アジアにおける軍事的役割を積極的に拡大するとの方針の下、既存の4つの潜水艦隊18隻の潜水艦戦力を6つの潜水艦隊22隻に増やす計画だ。
韓国海軍は現在、209級(1200トン級)9隻と214級(1800トン級)4隻など、13隻の潜水艦を保有している。海軍は今後2019年までに214級潜水艦を9隻に増やすとともに、209級は徐々に退役させて18隻の潜水艦を運用する計画だ。また、2020年から2027年までの3000トン級潜水艦9隻を確保するという計画を立てている。
韓国語原文入力: 2015-05-11 20:34