「釜山ビラ配布とは関連がないのに出頭要求書を送った」と抗議
朴槿恵(パク・クネ)大統領批判ビラに対する警察の捜査に抗議して“ドッグフード”を送った活動家が、今度は警察に“赤ん坊用おむつ”を送った。
活動家のパク・ソンス氏(41)は19日、全羅北道群山市小龍洞の郵便局から釜山蓮堤警察署におむつを送った。 パク氏はおむつを送って、郵便局内のテーブルにおむつと共に「釜山蓮堤警察署! 嬰児水準の公務執行はおむつでも着けて遂行しろ! 公務遂行が子供の遊びか?」という字句が書かれたパネルを並べた写真を撮って自身の社会関係網サービス(SNS)に上げた。
釜山蓮堤署は11日、電子メールでパク氏に警察署に出頭するよう要請した。 蓮堤署は先月12日午後6時頃、釜山市庁近隣の路上と西面一帯で朴大統領を戯画化したビラ8000枚をばらまいたユン氏(45)を調査している。 調査の過程でパク氏が先月初めにユン氏に広報物の図案を送っていたことを確認し、パク氏に出頭を要求したという。
だが、パク氏はユン氏がばら撒いた“傾国之色(傾国の美人)”ビラの図案ではなく「朴槿恵も国家保安法違反で捜査せよ」という内容のビラ図案をユンさんに送った。パク氏は「SNSを通じて知り合い付き合ったユン氏が、ビラの図案が必要だと言うので送ったが、ユン氏は“傾国之色”ビラをまいた。 釜山事件と関連のないビラの図案をユン氏に送ったからと出頭を要求する警察の水準は、大便と小便の違いも分からない乳飲み子のようだ。早く成長して公正で客観的な公権力を実行する力量を備えろという意味で赤ん坊用のおむつを送った」と話した。
一方、全羅北道群山警察署は12日、朴槿恵大統領を批判するビラを製作した疑い(名誉毀損など)でパク氏に出頭要求書を送った。 警察は出頭要求書で「ビラ製作および配布と関連した名誉毀損、軽犯罪処罰法違反の疑いに対する調査のために、20日午後2時に群山警察署知能チームに出頭されたし」と要請した。パク氏は19日午後、出頭要求書を受け取った。
パク氏は「法的正当性のない公安追い込み捜査を中断しなさい。古来から君子が犬の招きを受けて走って行ったという話は聞いたことがない。召還には応じないので、いっそ私を拘束しなさい」と話した。
パク氏はまた、路上でドッグフードをばらまいたという理由(軽犯罪処罰法違反)で罰金5万ウォンを課されたが、納付を拒否し即決審判に回された。パク氏は15日、群山警察署前で捜査当局の公安追い込みに抗議してドッグフードをばらまいた。これに先立ってパク氏は2日に大邱(テグ)で起きた朴大統領批判ビラ散布事件と関連して出頭を要求した大邱壽城(スソン)警察署にもドッグフードを送ったことがある。
訳J.S(1563字)
