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“親朴”特別補佐団が国会に代わり大統領と疎通?

登録:2015-02-28 00:49 修正:2015-02-28 08:14
ユン・サンヒョン、キム・ジェウォンなどの任命
与党も「不通の強化」を懸念
(左から時計回りに)ユン・サンヒョン政務特補、キム・ジェウォン政務特補、キム・ギョンジェ広報特補、チュ・ホヨン政務特補//ハンギョレ新聞社

 27日に発表された大統領府政務特別補佐団には、親朴槿恵(パク・クネ)系(親朴)議員の中でも核心人物たちが集まった。与野党の多様な意見を朴槿恵大統領に伝えなければならない政務特補団を特定の派閥が掌握したら、朴大統領の「不通リーダーシップ」が強化されることはないかという懸念が与党内部からも出ている。

 政務特補に任命されたユン・サンヒョン、キム・ジェウォン議員は相次いで院内首席副代表を務めた代表的な親朴最側近だ。ユン·サンヒョン議員は、2012年の大統領選挙当時、朴候補陣営で公報団長や遂行団長などを務め、セヌリ党院内首席副代表を務めた時には強大な権限で「王首席」と呼ばれたこともあった。直前に院内首席副代表を務めていたキム·ジェウォン議員も大統領府の事情に詳しい親朴実力者として知られている。 3選のチュ・ホヨン議員は、李明博(イ・ミョンバク)政権時代特任長官を務めた親李明博係だが、李完九(イ·ワング)前院内代表とともに政策委議長として活動したことで、朴大統領に認められたという。

 現役親朴議員の政務特補団への任命について与党からも批判の声が出ている。ある初当選議員は「元々大統領府との意思疎通に問題がなかった議員たちなのに、これから何が良くなるのか分からない」と述べた。ある非朴議員は「評価したくもない」とした。特に広報特補に任命されたキム・ギョンジェ元議員は「光州(クァンジュ)の人たちが文在寅(ムン・ジェイン)、アン・チョルスに投票するのは民主の逆賊であり、正義に対する裏切り」というなどの各種暴言で物議をかもしたことがある。

 ある重鎮議員は「朴大統領が党指導部を頻繁に会って疎通すればいいのに、あえて特補を通じて与党内の意見を伝えてもらう必要があるのか」とし「(政務特補を新設した)それ自体が党指導部にあまり会いたくないという朴大統領の意思として映るかもしれない」と憂慮した。

ソ・ボミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.02.27 19:40

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/680133.html  訳H.J

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