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米研究者「北朝鮮は2020年までに核兵器最大100個製造可能」

登録:2015-02-25 23:08 修正:2015-02-26 11:17
 ジョンズ·ホプキンス大学韓米研究所報告書
 「核兵器の小型化技術かなりの水準
 弾道ミサイル搭載潜水艦の開発も」
シナリオ別北朝鮮の核兵器増加の推定。 //ハンギョレ新聞社

 米国の代表的な北朝鮮核問題の専門家たちが、北朝鮮が2020年までに最大100個の核兵器を製造できると分析した。

 米ジョンズ·ホプキンス大学韓米研究所傘下「38ノース」運営者であるジョエル·ウィット招聘研究員とアン·ソニョン研究員は24日(現地時間)の記者懇談会で、韓米研究所と米国防大量破壊兵器研究センターが過去1年間にわたり共同研究した成果である報告書「北朝鮮の核未来プロジェクト」を発表した。北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)にある核施設も訪ねた北朝鮮核問題の専門家デビッド·オルブライト科学国際安全保障研究所(ISIS)所長も、この研究に参加した。

 同報告書は、北朝鮮が現在保有している核兵器の規模を10〜16個(プルトニウムベースの6〜8個、ウランベースの4〜8個)と前提し、2020年までの核兵器の生産規模を最小·中間·最大3つのシナリオとして提示した。最小シナリオは、追加の核実験を行わず、現在の寧辺5㎿級原子炉とウラン濃縮施設1カ所を稼動するという仮定の下、核兵器は20個に増加すると予測したものだ。現在の核開発レベルを持続している場合である中間シナリオでは、核兵器が最大50個増えると予測された。最大シナリオは、北朝鮮が1年ごとに核実験を実施し、5㎿級原子炉とウラン濃縮施設2カ所を稼動することに加え、建設中の軽水炉を核施設として活用すると仮定したものだ。このシナリオでは、核兵器が最大100個に増える。

 同報告書はまた、北朝鮮の核兵器の小型化技術がかなりの水準に達したと評価した。報告書は「プルトニウムベースの核兵器は韓国と日本を打撃できる労働ミサイルはもちろん、大陸間弾道ミサイルのテポドン2ミサイルも搭載可能なほど小型化された」と主張した。ウランベースの核兵器はまだ労働ミサイル搭載できる水準ではないが、追加の核実験がなくても開発が可能になると予想した。

 同報告書はミサイルの開発についても、最小·継続的·最大の現代化などの三つのシナリオに分けて予測した。継続的な現代化シナリオでは、弾道ミサイルを搭載した潜水艦が非常用に開発され、ムスダン中距離弾道ミサイル(IRBM)が実戦用に配置される可能性が提起された。最大の現代化シナリオでは、北朝鮮がムスダンミサイルを20〜30個ほど配置する上に、米国西海岸とアラスカなどが射程圏に入る大陸間弾道ミサイル「KN-08」を20〜30個の実戦配置できるものと予想された。

 国務省北朝鮮担当官出身のウィット研究員は、「北朝鮮が核実験を行わなければ、人々があまり緊張しないが、北朝鮮は追加の核実験を実施しなくても、このような核能力に到達できる」とし、警戒心を持つべきだと強調した。彼は「今までは米国が北朝鮮側に『対話かそれとも孤立か』選択するように提案していたが、北朝鮮が核能力を拡張すれば、北朝鮮側がむしろ『核国家として認めるのかそれとも朝鮮半島の不安定を受け入れるのか』を選択するように圧迫するだろう」と警告した。彼は「今、韓国政府は統一を語るが、現実的に核兵器50〜100個を保有している国が、自分たちが望んでいない状態で統一しようとするだろうか」とし「幻想から離れて現実に焦点を合わせなければならない」と述べた。

ワシントン/パク・ヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.02.25 19:37

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/679737.html  訳H.J

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