大韓航空の旅客機が韓国時間で13日午前、ミャンマーのヤンゴン空港で他の航空機と接触事故が発生し翼が一部破損する事故が起きた。この事故で大韓航空機は離陸直後に空港に引き返した。ケガ人はなかった。
12日午後11時55分発の大韓航空A330-200航空機(KE472便)が、離陸のために誘導路に沿って移動中に翼の先端部分が誘導路付近に駐機していたバンコク・エアウェイズの小型航空機(ATR-72)の尾翼と衝突し損傷した。同機は特別な措置を取ること無く離陸したが、管制塔の回航指示を受けて再びヤンゴン空港に着陸した。航空機に乗っていた乗客は、ヤンゴン空港に降りた後にホテルに留まり、13日午前8時に大韓航空が緊急投入した代替便(A330-300)に乗って現在はソウルに戻っている。
回航のために13日午前7時45分に到着予定だった乗客は13時間30分遅れて韓国に到着することになった。この飛行機の搭乗客は134人で、負傷した乗客はいなかった。
大韓航空は「当時、機長は周辺が真っ暗で、バンコク エアウェイズの小型航空機の駐機事実を認知できず、計器上の問題もなかったので正常に離陸したが、管制塔の指示で回航することになった」とし「乗客には航空機の安全点検のための回航であることを機内放送を通じて知らせ回航措置した。不便をおかけして大変申し訳ない」と明らかにした。