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新年から禁煙?…成功するには事前準備が必要

登録:2014-12-17 20:17 修正:2014-12-18 06:21
1月1日からのタバコ値上げを機に
禁煙の決意を周辺に広く知らせて始めよう
テレビで放送中の禁煙広告「手遅れになる前に」//ハンギョレ新聞社

空腹感・堰などの禁断症状を熟知して
自信がない時はクリニックの支援も役立つ

 新年からタバコが2千ウォン値上げされる。さらに全てのレストランでタバコを吸うことができなくなる。喫煙者には経済的負担が大きくなり、タバコを吸う空間が減るだけに禁煙を考えてみる良い機会だ。良く知られているように喫煙は百害無益だ。 特に肺癌など各種の癌と慢性閉鎖性肺疾患・慢性気管支炎のような呼吸器系疾患の危険を大きく高める。 禁煙学会などは新年を迎えてタバコをやめようとするなら、今から保健所、禁煙クリニックなどを訪ねて自身のタバコ依存度がどの程度かを評価して禁煙治療剤などの処方を受け準備することが必要だと助言している。

周辺の人々に禁煙の決意を知らせなさい

 禁煙に成功するには、禁煙開始日を定めてあらかじめ準備しなければならない。元旦や子供の誕生日、結婚記念日などの契機を捉えた後、子供や配偶者に約束をして、職場の同僚など周辺の人々にも公表するのが良い。 そして、タバコをはじめライター、灰皿などタバコと関連した全てのものを自宅はもちろん職場の事務室、車などからなくさなければならない。 禁煙に挑戦して失敗した経験があったり、禁煙の成功に自信がないならば保健所の禁煙クリニックなどを訪れ、十分に相談するのも良い方法だ。 朝起きると同時にタバコを吸ったり、禁煙区域でもタバコを吸いたくなったり、具合の悪いときにもタバコを求めるような人も禁煙クリニックを訪れた方が良い。

禁断症状、あらかじめ知っておけば対処が可能

 喫煙は習慣であり体にニコチン中毒を起こす。タバコをやめればニコチン濃度が下がり各種の禁断症状が現れるが、これに耐えられなければ禁煙に失敗することになる。 症状の一つが空腹感だ。そのために飴やチョコレートを食べれば体重が増えがちだ。 それよりは、水やカロリーのが少ない無糖飲料を飲む方が良い。 咳が出たり、からだが痛むなどの症状も現れることがある。咳が出たら、お湯や緑茶などを飲み、塩水で口をゆすぐのも良い。 体が痛む感じがしたら、お湯で軽くシャワーを浴びたり該当部位を手でもむことで改善する。

 精神的に不安だったり、神経がピリピリしたり、憂鬱症状を訴える人もいる。深呼吸やストレッチングなど、からだの筋肉を弛緩させる方法を学べば、このような症状をなくすのに役立つ。 周辺の人々と軽く運動を楽しんだり、面白い映画やドラマなどを見ることもお勧めだ。 胃腸など消化器系にも禁断症状が現れることがある。 便秘や消化障害が代表的で、便秘は水を頻繁に多く飲も、野菜や果物、玄米とともに繊維質が豊富な食べ物を食べれば改善に役立つ。 辛いもの、塩辛いもの、油で揚げた食べ物を避けるようにすれば消化障害も回避できる。

食後の歯磨きなど新しい習慣を作ること

 禁断症状と共に禁煙を難しくするもう一つの理由は喫煙習慣だ。 したがってタバコを吸う習慣を別のものに変えれば禁煙成功の可能性が高くなる。 例えば食後直ちにタバコを吸う習慣があるならば、その代わりに歯磨きをすることで喫煙欲求を減らすことができる。 腹が立った時にタバコを吸うならば、深呼吸をしたり心の中で十まで数えて気持ちを落ち着かせる訓練をすることが有効だ。 水を飲んで鎮静の時間を稼ぐのも良い。

 通常酒を飲めばタバコを多く吸うことになり、禁煙の決意が弱まる。 禁煙初期に酒の席を避けることが必要な理由だ。 孤独を感じる時に喫煙欲求が高くなるので、運動とか他の趣味を持つ人々と付き合うのも方法だ。 禁煙も他のことと同様に失敗する可能性があることを肝に銘じなければならない。 禁煙中にタバコを1、2本吸ったからと、禁煙失敗とあきらめてはいけない。そうでなくタバコをすぐにやめて、どんな状況で失敗したのかを把握して、再びそのような状況が起きないように備えることが必要だ。

助言:大韓禁煙学会 キム・ヤンジュン医療専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/669397.html 韓国語原文入力:2014/12/17 17:17
訳J.S(1839字)

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