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双龍自動車解雇労働者、工場煙突の上で命懸けの座り込み

登録:2014-12-13 08:44 修正:2014-12-13 09:58
先月の大法院「解雇有効」判決後に崖っぷちの選択
2009年以後3回目…“玉砕ストライキ”後の工場進入は初めて
労組「もう行き場所がないという心情で最後の力を振り絞る」
双龍車解雇労働者が双龍車平沢工場の高さ70メートルの煙突の上に上がっている。金属労組双龍車支部提供//ハンギョレ新聞社

 双龍(サンヨン)自動車の解雇労働者が双龍自動車平沢(ピョンテク)工場にある70メートルの高さの煙突の上で座り込みに突入した。解雇労働者が2009年の“玉砕ストライキ”後に双龍車平沢工場に進入したのは初めてだ。

 金属労組双龍車支部は13日明け方4時15分頃、キム・ジョンウク事務局長とイ・チャングン政策企画室長が京畿道平沢市七槐(チルゲ)洞の双龍車平沢工場にある高さ70メートルの煙突に上がって座り込みに突入したと明らかにした。

 労組は「大法院(最高裁)判決により双龍車解雇労働者がこれ以上希望を見出せない状態で、工場に進入して最後の力を振り絞る決定を下した」として「社側に引き続き交渉を求めたが受け入れられず、これ以上行き場所がないという心情で解雇者復職を要求するために下した崖っぷちの選択」と明らかにした。

 双龍車労働者は、大法院が先月13日に双龍車労働者153人が会社を相手に出した解雇無効確認などの請求訴訟で原審を破棄して「整理解雇は有効」と事件をソウル高裁に差し戻したため、苛酷な冬を過ごしている。判決直前の11日は2009年5月21日の“玉砕ストライキ”以来会社との闘いが2000日目になる日でもあった。

双龍車解雇労働者が高さ70メートルの煙突の上から送ってきた双龍車平沢工場の全景写真。金属労組双龍車支部提供//ハンギョレ新聞社

 労組の説明を総合すると、彼ら上がった煙突は2009年の玉砕ストライキ当時に双龍車ストライキ労働者3人が座り込みを行った場所だ。ドーナツ状の煙突の空洞に人が入れる空間は幅1メートルほどしかない。高い所では風で煙突が揺れ続け立っているのも不安定な場所だという。

 双龍車労働者の高所座り込みは、2009年の玉砕ストライキ当時の煙突座り込み、ハン・サンギュン前支部長、ポク・キソン非正規職首席副支会長、ムン・キジュ整備支会長の解雇労働者3人が2012年11月から翌年5月まで(ムン整備支会長は3月まで)の171日間、双龍車平沢工場近くの高さ30メートルの15万4000ボルト送電鉄塔で行った高所座り込み以後三回目だ。

イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2014.12.13 05:43

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/668927.html?_fr=mt1 訳Y.B

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