韓国GMが希望退職募集を実行する方針だ。 現在2交替でシボレー「クルーズ」を生産している群山(クンサン)工場を1交替に転換することを検討するなど、費用削減のための構造調整が本格化するのではないかと憂慮されている。
韓国GMは14日、事務職のチーム長以上を対象にした希望退職申請を受け付けることを検討中だと明らかにした。 時期は年末あるいは年初になる見込みだ。
韓国GMは今年2月にも、事務職と一部の生産職職員を対象に希望退職募集を実行し約300人が退職した。当時、希望退職者たちは退職金と共に入社の時期に応じて最大で3年分の賃金を慰労金として受け取った。 今回の希望退職条件もこれと類似したものになると発表された。
韓国GMは費用削減を目的に群山工場の1交代転換の検討も進めており、混乱が予想される。 GM本社がヨーロッパからのシボレーブランドの撤収を決め、シボレークルーズ等を生産している群山工場の生産量が減るためだ。 労組側は「現在2交替の生産体制が1交替に変われば、まず非正規職部門などで雇用問題が発生する可能性がある」として「会社が費用削減を理由に押しつけてくれば強力に対応する」と明らかにした。
これに対して韓国GM関係者は「今年初め、ホーシャ社長が群山工場で人為的な構造調整はないと明らかにした以上、人材構造調整につながることはないだろう」と話した。