現在、韓国で活動中の記者2人に1人が「朴槿恵(パク・クネ)政権にセウォル号事故の責任がある」と考えている。 韓国記者協会が創立50周年を迎えて全国の記者303人を対象に実施したアンケート調査結果だ。 同じ調査で記者たちは『ハンギョレ』を「最も信頼できるマスコミ」に挙げた。 ハンギョレは2006年から始まった記者協会の報道機関信頼度アンケート調査で7年連続で1位を占めた。
13日、韓国記者協会が発表したアンケート調査結果によれば、応答記者全体の54.6%は「セウォル号事故の責任は朴槿恵政権にある」と答えた。 「ユ・ビョンオン元セモグループ会長」と答えた比率は13.7%にとどまった。 次いで、海洋水産部とマフィアを合わせた「海フィア」(海洋水産部マフィアの略、11.5%)と海洋警察(6.2%)が列んだ。 記者の多数はセウォル号事故がユ・ビョンオン元会長や海洋水産部のような特定個人や集団ではなく、政府の総体的誤りに起因すると考えていることになる。
また、記者たちはセウォル号惨事を報道したマスコミの責任も痛感していた。「全員救助の誤報など、マスコミ報道も事故の責任を免れない」という質問に対して、90.5%が「同意する」と答えた(積極的に同意56.8%、やや同意33.7%)。記者とスレギ(韓国語のゴミ)の合成語である「キレギ」という新造語に対しても68.7%が「妥当な単語だ」と答えた。「妥当でない」と答えた記者は29.5%だった。 セウォル号事件を経て、記者社会の中でも自省の声が広がっていることを示す内容だ。
一方、記者たちは最も信頼できる報道機関に『ハンギョレ』(23.4%)を挙げた。 次いで2位『KBS放送』(12.9%)、3位『京郷新聞』(10.0%)、4位『JTBC』(7.9%)の順だった。
イ・ジョングク記者 jglee@hani.co.kr