本文に移動

[土曜版]カバーストーリー 「国家情報院も証拠をねつ造したことを後悔した」

登録:2014-07-18 22:05 修正:2014-07-19 06:13
ユ・ウソン スパイ事件で文書偽造実務に加わった
国家情報院協力者 キム・ウォンハの告白と謝罪
国家情報院の要請を受けてユ・ウソン スパイ事件と関連した偽造証拠を作ったキム・ウォンハ氏が3月12日夜、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル高等検察庁で調査を終えソウル拘置所に移送されている。 キム氏が言論に姿を見せたのはこの時が最後だ。パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

 ‘ソウル市公務員スパイ証拠ねつ造事件’はまだ終わっていない。 証拠ねつ造の被疑者である国家情報院職員は、裁判の過程で‘偽造書類だとは思わなかった’と主張しており、国家情報院協力者キム・ウォンハ(62)氏は‘国家情報院の指示どおりに偽造した’として対抗している。 出入境記録に関するまた別の偽造犯は、検察が身柄を拘束できず起訴を中止した状態だ。 ユ・ウソン(34・前ソウル市公務員)氏を捜査した検事らは、証拠ねつ造容疑で起訴されるどころか、法務部の懲戒すら受けていない。 何よりも合同尋問センターでユ・ウソン氏の妹ユ・ガリョ氏の陳述がどのようにでっち上げられたのか、その真相すら明らかになっていない。

 証拠ねつ造事件の裁判はソウル中央地裁で現在進行中だ。 キム・ウォンハ氏は積極的に証拠ねつ造の事実を告白し、国家情報院と検察の反省を促している。 キム氏が証拠ねつ造の一部始終を明らかにしたために、証拠ねつ造の責任者を明らかにする唯一の証言者として浮上したわけだ。 キム氏は去る3月、ソウル永登浦区(ヨンドンポク)のあるモーテルで自殺を図り、証拠ねつ造の事実を認める遺書を残して世の中を驚かせた。

 <ハンギョレ>はキム氏と6回にわたり書信を交換して、証拠ねつ造の一部始終を確認した。 キム氏は‘出入境記録の偽造過程に中国丹東市公安局の高位関係者と朝鮮族(在中同胞)のキム・ミョンソク氏が関わった’と明らかにした。 偽造証拠の確保に中国公安の高位級関係者が介入したというのは初めて出て来た証言だ。 キム氏はまた、キム・ミョンソク氏が丹東市公安局から出入境記録を受け取る時‘出入入入’記録を‘出入出入’に変造したと主張した。 ユ・ウソン氏が北朝鮮に出入りしていたかのように内容が変えられたということだ。

 キム氏はまた‘ユ・ウソン捜査検事チーム’(ソウル中央地検公安1部)が国家情報院との会議を通じて証拠偽造を指揮したと主張した。 検察は国家情報院の確保した出入境記録が非公式ルートで入手されたものであることを知っていながら、あたかも公式記録であるかのように証明する確認書を受け取るよう要求し、事実上証拠ねつ造を指示したという主張だ。

 今後さらに正確な真相調査が必要と思われる。 <ハンギョレ>はキム・ウォンハ氏と交わした書信の内容をインタビュー形式に再構成し公開する。

 去る10日、新政治民主連合パク・ヨンソン院内代表は、‘常設特検法’の1号事件としてソウル市公務員スパイ証拠ねつ造事件を扱うことを与野党院内代表団大統領府会合の際にセヌリ党に提案した。 証拠ねつ造に関連した検察真相調査チームが、去る5月捜査結果を発表し、国家情報院対共捜査処など国家情報院職員(3級以下)4人とキム・ウォンハ氏だけを謀害証拠偽造容疑などで起訴すると結論を出したが、その後も新証言が出てきており、特検導入世論が高まるものと見られる。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/647597.html 韓国語原文入力:2014/07/18 21:24
訳J.S(1556字)

関連記事