新政治も‘応戦戦略’
ソン・ハクキュ、チョン・ドンヨン、キム・ドゥグァン、キム・サンゴンなど議論
ソン・ワンジョン セヌリ党議員(忠南(チュンナム)、瑞山(ソサン)・泰安(テアン))が26日、最高裁の確定判決で議員職を失うことになり、7.30再・補欠選挙の実施選挙区が史上最大規模の15選挙区になることが最終確定した。同党のチョン・ドゥオン議員(ソウル西大門(ソデムン)乙)は無罪趣旨で事件が破棄差し戻され議員職を維持することになった。
再補欠選が確定した地域15選挙区の内、セヌリ党議員が席を占めていた選挙区は9つだ。 新政治民主連合と統合進歩党はそれぞれ5選挙区、1選挙区だ。 6・4地方選挙以前に156議席だったセヌリ党の議席数は現在147議席に減っている。 選挙が行われる地域の内、セヌリ党の票田である嶺南(ヨンナム)は2ヶ所に過ぎない反面、残りはソウル・京畿(キョンギ)6選挙区、忠清(チュンチョン)3選挙区、湖南(ホナム)4選挙区だ。 この内4選挙区以上で勝てなければセヌリ党は過半数を割り込むことになる。 首都圏と忠清(チュンチョン)地域で死活を賭ける他ないが、現在の雰囲気では容易でないという憂慮が党内外から出ている。
セヌリ党は票田である嶺南ですら安心できない状況だ。 今回の6・4地方選挙でわずか2万票(1.31%)差で落選したオ・コドン前無所属候補が、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)・機張(キジャン)甲に出馬するという話が出ているためだ。 去る地方選挙でオ前候補は海雲台(ヘウンデ)ではわずか0.37%の遅れを取り、機張郡(キジャングン)では逆に1.69%勝った。 オ前候補のある側近は「先週末、セヌリ党出馬予想者を対象に仮想対決世論調査を行った結果、10~20%差で勝った」として「来月初めに帰国すれば正確な意向を明らかにする」と伝えた。
このような状況のために去る25日に再補欠選の候補公募を終えたセヌリ党は、首都圏攻略のために大物政治家を前面に出す可能性が高まった。 セヌリ党ではソウル銅雀(トンジャク)乙にキム・ムンス京畿(キョンギ)知事が、京畿道水原(スウォン)と金浦(キンポ)選挙区地域にはオ・セフン元ソウル市長、ナ・ギョンウォン元議員などが議論されている。 新政治民主連合でも応戦戦略でチョン・ドンヨン、ソン・ハクキュ常任顧問とキム・ドゥグァン元慶南(キョンナム)知事、キム・サンゴン前京畿教育長などの名前が取りざたされている。 クム・テソプ スポークスマンはこの日、ソウル銅雀乙での出馬を公式宣言した。
キム・ギョンウク、キム・ウォンチョル、イユ・チュヒョン記者 dash@hani.co.kr