イ・ジェオ「遺族と国民がどうして受け入れられるか」
キム・ヨンウ「責任回避…大統領が直接留任理由を明らかにすべき」
議員ら、‘またチョン・ホンウォン’ 7.30再・補欠選で悪材料になる 憂慮
大統領府がチョン・ホンウォン国務総理の留任を発表した26日、セヌリ党内部では嘆きとため息が聞かれた。
党は公式的には「大統領の苦悩に充ちた決断」という立場を出したが、内部では‘長考の末に悪手’という批判が出ている。 朴槿恵(パク・クネ)大統領の‘意地っぱり人事’という苦言も出ている。
7・14全党大会に出馬したキム・ヨンウ議員はこの日、国会政論館で記者会見を行い「チョン総理はセウォル号惨事不良対応の総責任者として辞退するというのが(当時)遺族と国民の一致した感覚だった」として「人事がいくら難しいからと言って、責任を負って去ろうとしている総理を留任させるのは責任回避」と指摘した。 彼は「大統領が(こういう決定をした理由を)国民に直接明らかにしなければならない」と要求した。
代表的な‘非朴槿恵(パク・クネ)系’であるイ・ジェオ議員も、この日記者たちと会って「大統領に代わってセウォル号惨事の責任を負って辞めた人を、二ヶ月ぶりに元の席に据えるならば遺族と国民がどうして受け入れられるか」として「総理ひとりを選べないほど大韓民国には人材がいないのか」と話した。
議員たちは、アン・デヒ、ムン・チャングク総理候補者の落馬に続く‘再びチョン・ホンウォン カード’が、7・30再補欠選挙でもう一つの悪材料になることを憂慮した。 ある再選議員は<ハンギョレ>との通話で「総理一人も選べずに、そのままで行こうという大統領府の姿が、首都圏地域の選挙では不利に作用するだろう」とし「本当に息が詰まりそうだ」と話した。 別の再選議員も「全く予想できなかった。もどかしい。」とし「これ以上言うべき言葉もない」と話した。
朴大統領の独断的な人事スタイルに対する酷評も出ている。 ある与党の要人は「意地っぱり人事だ。 ‘自分が選んだ人々がそんなに嫌なら、全部やめよう’こういう意味ではないか」と猛非難した。 朴大統領自身が選択した総理候補者を、二人も落とした世論と与野党に対する不満の表出だということだ。
ソ・ボミ、チョ・ヘジョン記者 spring@hani.co.kr