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[6・4地方選挙] 深夜に二転三転…江原(カンウォン)・忠北(チュンブク)が勝負を決めた

登録:2014-06-05 08:21 修正:2014-06-06 06:53
左から江原(カンウォン)知事チェ・ムンスン候補、忠北(チュンブク)知事イ・シジョン候補.

新政治チェ・ムンスン、イ・シジョン候補
血がにじむ大接戦の末に勝利
京畿(キョンギ)はナム・ギョンピル当選…
新政治 広域9ヶ所・セヌリ 8ヶ所 獲得

 6・4地方選挙で与野党の勝負を決定づけたのは江原(カンウォン)と忠北(チュンブク)だった。

 17の広域自治団体の中で、江原と忠北を除く残り地域は早目に当選者を決めたり、ある程度当選の輪郭が明らかになった。 5日午前3時頃、セヌリ党は8ヶ所、新政治民主連合は7ヶ所で当選を確定または当選が有力だった。 結局、江原と忠北の選挙結果が今回の6・4地方選挙の勝敗を決定することになった。 だが、その2ヶ所は深夜に二転三転する超接戦を行った。

 先に勝敗が決まったのは忠北だった。 開票序盤にはイ・シジョン新政治民主連合候補が先行していた。 一時200票差に狭まりながらも再び1000票以上に広げたりした。

 しかし5日午前1時にはユン・ジンシク セヌリ党候補が12票差で初の逆転に成功した。 以後、両候補は二転三転し手に汗握る接戦を続けた。 わずか5票差と出た時もあった。 イ・シジョン候補は午前1時20分頃に426票差で再逆転に成功し、午前2時7分には556票へと差をやや広げた。

 そうするうちにユン・ジンシク候補が午前2時26分に1863票差で更に勝負をひっくり返した。 イ・シジョン候補が再びひっくり返すには格差があまりに大きく見えた。

 だがこの時、大逆転のドラマが繰り広げられた。 野党圏の強い地域である清州市(チョンジュシ)と沃川郡(オクチョングン)の開票がスピードを上げて、午前3時頃にはイ・シジョン候補が3388票差で逆転に成功した。 開票率72.5%を記録した時点であった。 これまで忠北地域12の市郡の中で10の市郡の開票はほとんど終わっていたし、有権者が最も多い清州と忠州だけがそれぞれ36%と60%の開票率だった。 結局、イ・シジョン候補は清州 興徳区(フンドク)で大きく差を広げて1万5千票余りの差で当選した。

 新政治連合が忠北を獲得し、最後の勝負所は江原になった。 江原は忠北と反対に開票序盤からチェ・フンジプ セヌリ党候補がチェ・ムンスン新政治民主連合候補に2000~5000票ほど先行していた。

 しかしチェ・ムンスン候補は開票が48%ほど進行された5日0時40分頃に初の逆転に成功した。 だが、状況は1時間後に再びひっくり返った。 5日午前1時40分頃、チェ・フンジプ候補がチェ・ムンスン候補に353票差で再逆転に成功した。 チェ・フンジプ候補は午前2時頃、格差を3832票まで広げた。 勝負はそのまま終わるかのように見えた。 開票も60%まで進んだ。

 ところが、この時もう一度逆転ドラマが繰り広げられた。 チェ・ムンスン候補はわずか20分後の午前2時20分頃、逆に3557票差で先んじた。 あっという間に7000票を挽回したのだ。 チェ・ムンスン候補の強い地域である春川(チュンチョン)と原州(ウォンジュ)など嶺西地域の投票箱から集中票が出てきた。 開票が70%ほど進んだ時点であった。

 チェ・フンジプ候補は自身の故郷である江陵(カンヌン)など嶺東地域での優勢で終盤の逆転を期待した。 この時点で江陵は開票率が62.6%で、チェ・ムンスン候補の故郷である春川(88.4%)より開票が遅れていた。 その上、与党の強い地域である寧越(ヨンウォル)と東海の開票も遅れていた。

 しかしチェ・ムンスン候補は着実に3000~4000票の間隔を維持し、開票率89%を示した午前5時10分頃には8511票差に格差を広げて勝機を固めた。

 一方、京畿道(キョンギド)知事選挙では、セヌリ党ナム・ギョンピル候補が当選した。 ナム候補は5日午前7時30分現在、開票が95%ほど進んだ状況で50.4%の得票率で49.6%を得たキム・ジンピョ新政治民主連合候補に勝利した。 放送3社の出口調査ではキム候補が若干上回ると出てきたが、実際に開票が始まった以後にはナム候補が一度も逆転を許さずリードを続けた。

キム・ドンフン記者 cano@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/640893.html 韓国語原文入力:2014/06/05 07:35
訳J.S(1903字)

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