「イ・スンヨプ ホームラン!」 TV中継の声に目をパッと開けて閉じる
三星病院「このような状態ならば認知機能回復も希望的」
去る10日夜、急性心筋梗塞で病院に入院し、心肺蘇生術と心血管拡張施術(ステント)を受けたイ・ゴンヒ 三星会長が昏睡状態から回復したと三星ソウル病院が25日明らかにした。
三星未来戦略室は、三星ソウル病院医療スタッフが「19日に一般病室に移したイ会長の意識は昏睡状態から回復し、各種刺激に対する反応が日増しに好転している」と伝えてきたと明らかにした。 病院側は「このような神経学的好転所見から見て、今後認知機能の回復も希望的と判断している」として「心臓および肺などの種々の臓器の機能は完ぺきに正常を維持している」と付け加えた。
イ会長は10日夜、自宅で心筋梗塞を起こし、近隣の順天郷(スンチョンヒャン)大学ソウル病院で心肺蘇生術(CPR)を受けた後、三星ソウル病院で11日午前2時頃に詰まった心血管を拡張する施術を受けた。 引き続き13日午後2時頃まで約60時間にわたり低体温治療を受け、その後は鎮静治療を受けてきた。
イ会長は病室で目を開くなど、各種の刺激に反応していると伝えられた。 この日、イ会長を見舞う間に、イ・ジェヨン副会長など家族全員が病室のテレビで三星の試合を見ていたが、イ会長が‘イ・スンヨプ ホームラン!’という中継キャスターの声に目を大きくパッと開けて再び閉じたと三星球団側は伝えた。 三星球団関係者は「イ・ゴンヒ会長が平素から野球チームとイ・スンヨプ選手を大切にしていたので無意識の内に反応を見せられたようだ。 イ・ジェヨン副会長が側近を通じて選手団に有難く感謝するという意を伝えてきた」と明らかにした。 イ・スンヨプは「こういう話を聞いて、とても幸せだ。 はやく全快されて欲しい」と話した。 キム・ジンチョル、キム・ヤンヒ記者 nowhere@hani.co.kr