8日夜、KBSを抗議訪問したが社長に会えず
今日未明 大統領府へ…警察900人余りに進行を阻まれる
セウォル号惨事の遺族たちが9日未明から午前8時現在まで大統領府へ向かう交差点である鍾路区(チョンノグ)青雲(チョンウン)孝子洞(ヒョジャドン)住民センター前で警察と対峙している。
遺族は8日夜、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)の合同焼香所から犠牲者の遺影を持ち出し、ソウル汝矣島(ヨイド)のKBS社屋に抗議訪問に向かった。遺影がこちらに安置されてから9日目だった。
遺族たちはキム・シゴン報道局長の発言を問題にした。去る3日、全国言論労働組合韓国放送本部(新労組)は「キム・シゴン報道局長が先月末‘セウォル号事故は300人が一度に死んで多く見えるが、年間に交通事故で死ぬ人数を考えればそれほど多い数字ではない’という趣旨の発言をした」と主張した。 また、先月28日にはキム局長が昼のニュースを進行した女性アンカーが黒いスーツを来て来るや該当アンカーに注意を与え、担当部署を訪ねて行き今後黒い服を着るなと指示したという話まで出てきて遺族たちを激昂させた。
夜10時頃、韓国放送社屋に到着した遺族たちは、子供の遺影を抱いて警察と対峙し「責任者は出てこい」「社長、出てこい」「謝罪を要求する」等のスローガンを叫び連座座り込みを行った。
遺族代表10人余がチン・ソンミ議員など新政治民主連合議員5人の仲裁で夜11時35分頃にKBSの建物に入ったが交渉は決裂した。
これに対し遺族は‘朴槿恵(パク・クネ)大統領に会う' として大統領府へ向かい、9日午前4時頃に青雲(チョンウン)孝子洞(ヒョジャドン)住民センター前で道を遮断していた警察と対峙し始めた。 大統領府周辺には警察力13個中隊900人余が配置されているという。
遺族たちはこの過程で、高校生たちの携帯電話から復旧した動画5本を公開した。 それぞれ20~40秒の動画には、傾いた船内でライフジャケットを着て待機したり、上に上がろうとしたが滑って、笑いながら祈るなどの子供たちの様子が撮影されていて、‘動くな’という船内案内放送も含まれている。 遺族たちはこの内のワンカットは、事故当日である先月16日午後6時38分頃に撮影されたものと主張した。
午前8時現在も遺族たちは‘大統領との面談がなされるまでは席を外せない’として警察と対峙中である。
安山/キム・キソン、キム・イルウ、キム・ジフン記者、イ・ジョングク、パク・スンホン記者、連合ニュース