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米の韓-日関係改善圧迫に…政府‘会談参加’へ態度変えた模様

登録:2014-03-19 22:54 修正:2014-03-20 17:16
[‘韓-米-日 首脳会談’肯定的に検討、なぜ?]
米の要求を一方的に無視できないだけでなく
‘核安保論議’形式が自然で
日本の真正性ある措置は未だ無く
中国を牽制するように映るか‘ピリピリ’
朴槿恵(パク・クネ)大統領が2013年10月10日ブルネイで開かれたアセアン+3首脳会議開催に先立ち、安倍晋三日本総理など参席者らと手をつないで記念写真を撮っている。 バンダルスリブガワン/ニューシス

 政府が韓-米-日3者首脳会談へ参加する側に重きを置いて検討しているのは、何よりも米国の強力な要求のためと見える。 特に来月末にはバラク・オバマ米国大統領が訪韓するので、米国の要求を一方的に無視することはできない状況という分析が多い。 米国はこの間、安定した韓-日関係が自国の戦略的利害に符合するという判断により多様なチャンネルを通じて韓-日関係の改善を圧迫してきた。

 韓-米-日3国首脳会談がオランダ ハーグで開かれる核安保首脳会議を活用して開かれる点は、朴槿恵(パク・クネ)大統領の負担を減らした側面がある。 議題を北韓核問題など安保懸案に限定するならば、核安保問題を議論する国際会議に参加した3国首脳が一堂に集まることがそれほどぎこちない姿ではないためだ。 韓-日の過去の問題と安保懸案を連係させないという政府の既存基調からも大きく外れない。

 この間、条件なき韓-日首脳会談を希望してきた日本は、今回の3国首脳会談のための事前整地作業を着々と進めてきた。 先ず、斎木昭隆 日本外務省事務次官が12日に訪韓しチョ・テヨン外交部1次官と3時間を超えて韓-日関係改善方案を協議した。 二日後の14日には、安倍晋三 日本総理が参議院に出席して 「河野談話を修正しない」と明らかにした。 これに対して朴槿恵大統領は翌日の15日に「(談話継承を)良いことと考える」と肯定的な返事をした。 すると安倍総理は18日に今度は衆議院で再び「韓国は基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国」として「条件が許すなら、核安保首脳会議に出席して未来指向的関係構築のために努力する」と積極的な対話姿勢を見せた。

 大統領府は3者首脳会談開催の展望と関連して、徹底的に口を閉ざしている。 3者会談開催を既定事実化しようとする日本の態度に不快な表情も見せている。 朴大統領はこの間、韓-日首脳が会うには日本の‘真正性ある措置’が必要だと主張してきた。 このような状況で、たとえ3者会談形式ではあっても、何の措置もせずにいる安倍総理に会うことに対する負担があるものと見られる。 大統領府は韓-米-日3者会談が中国を牽制する姿として映ることにも気を遣う表情だ。 そのため、朴大統領は核安保首脳会議期間に習近平 中国国家主席との会合にも精魂を込めるものと見られる。

 今回韓-米-日3国首脳会談が開かれたとしても、韓-日関係がすぐに改善されると速断することはできない。 韓-日関係改善のためには、過去の問題が解決されなければならないということが政府の変わりない原則であるためだ。 ミン・ギョンウク大統領府報道官は17日「(韓-日間で)生産的な対話が可能な条件が造成されるためには、日本が歴史認識問題と過去事懸案などに対して真正性ある措置を早く取らなければならない」と明らかにした。

 これに先立って朴大統領も安倍総理の河野談話継承発言以後「慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)の傷を減らして差し上げなければならない」と日本の後続措置を要求した。 今後の韓-日関係は朴大統領のこのような要求に安倍総理がどのような反応を見せるかに掛かっていると見られる。

パク・ビョンス先任記者、ソク・ジンファン記者 suh@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/629041.html 韓国語原文入力:2014/03/19 22:32
訳J.S(1667字)

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