原文入力:2009-05-15午後10:23:54
‘京仁運河巡礼団’ ソウル日程霧散
パク・スジン記者
←‘京仁運河白紙化のための市民自転車巡礼団’ 会員たちが15日午前ソウル,汝矣島洞国民銀行前で自転車行進をしようとして警察が自転車が載せられた貨物車を囲んだまま塞ぎ立っている。去る13日から仁川市庁を出発した巡礼団員らは警察の特別な制止なしで自転車に乗り京仁運河に沿って行進してきたが、警察はこの日、旗を付けた自転車を不法デモ用品と規定し自転車巡礼を源泉封鎖した。キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr
「自転車も‘京仁運河反対’がついていれば集会・デモ用品だ。」15日午前10時頃、ソウル,汝矣島国会近隣の国民銀行汝矣島支店前、貨物車2台から自転車20台余りをおろそうとしていた‘京仁運河白紙化首都圏共同対策委員会’(以下、共同対策委員会)会員20人余りを警察70人余りが塞ぎ立った。
共同対策委員会はこの日、3日目をむかえた‘京仁運河白紙化のための市民自転車巡礼’の最後の日程のソウル自転車巡礼をしに集まったが、警察の阻止でついに失敗に終わった。警察が自転車を貨物車から下ろさせないようにしたためだ。これらは汝矣島ハンナラ党本部近所から麻浦大橋を経てソウル市庁まで自転車で回る予定だった。
警察の態度は1日,2日前と全く違った。共同対策委員会会員たちは13日、仁川市庁~仁川クルポ放水路現場~仁川市,三山洞を走り、14日には富川市庁~金浦市庁~高陽湖水公園区間を自転車で回った。ヨム・ヒョンチョル共同対策委員会執行委員長は「政府が行っている ‘4大河川整備事業’ は大運河事業の一部」として「環境運動を象徴する自転車を通じて京仁運河事業の ‘反環境性’ を市民に知らせようとしたが失敗に終わって残念だ」と話した。
警察は以後、共同対策委員会会員たちが道を歩いたり汝矣島公園自転車レンタル店で自転車を借りて乗ろうとすることさえ「不法集会になる素地がある」としてすべて遮断した。現場の警察庁機動隊関係者は「‘京仁運河反対’という小さな旗に政治的主義・主張を入れて多くの人が自転車で走るならば集会と見なす」と話した。この関係者は‘昨日と一昨日、仁川・富川の方の自転車巡礼を警察が止めないのと比較される’ という共同対策委員会側の抗議に「交通状況,主要道路有無,人の多少など現場の状況によって集会と見る事もでき見ないこともある」と答えた。
警察は最近、集会および示威に関する法律(集示法)に集会に関する明確な規定がない点を根拠に、記者会見,街頭キャンペーン,自転車巡礼なども ‘不法集会に変質した’ として妨げている。警察は去る14日ソウル,瑞草洞,ソウル中央地検前で龍山惨事汎国民対策委員会が‘検察の捜査記録公開を要求する記者会見’を開いた際も“未申告不法集会”だとして参加者7人を連行した。以前はこれら行事は申告する必要がなく自由に進行された。チャン・テヒョン韓国進歩連帯スポークスマンは「市民に広報紙を配る街灯キャンペーン,記者会見も集会と見るのは意思表明の自由を妨げる処置」と話した。
この日汝矣島公園で自転車巡礼を遮る警察を見守ったキム・ハンソル(14)さんは「‘大運河反対’を付けて乗ろうが付けないで乗ろうが自転車に乗るのは自由なのに、警察がなぜ遮るのか分からない」として「民主主義国家なのに自由がないようだ」と話した。
民主社会のための弁護士会(民主弁護士会)パク・ジュミン弁護士は「威力を行使し周辺を制圧する恐れがあることでもないのに、単に‘意思表明’だけをもって集会と見なし制限するのは政治的意思表現の自由を完全に遮る処置」と指摘した。 パク・スジン記者jin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/355169.html 訳J.S