‘国家情報院スパイ証拠ねつ造事件’と関連して11日、野党は一斉に朴槿恵(パク・クネ)大統領の公開的謝罪を要求した。
チョン・ビョンホン民主党院内代表は国会で開かれた院内対策会議で 「国家情報院の専横と壟断を放置した大統領が、反省と謝罪の一言もないのにはあきれる。 今回の事態は大統領の国家情報院寄り添いとかばい立てによりもたらされたこと」とし「今からでも大統領は明確に国家情報院と一線を画さなければならない」と批判した。
ハン・ジョンエ民主党スポークスマンはブリーフィングを通じて「朴槿恵大統領はスパイ証拠ねつ造事件の深刻性を認知するならば、遺憾表明で終わらずに、国民に真正性ある謝罪をするとともにナム・ジェジュン国家情報院長の解任など即刻措置を取らなければならない」と要求した。
この日、ナム院長などを国家保安法違反(誣告・ねつ造)の疑いで告発した統合進歩党は「国家情報院の組織的行為の監督責任はまさに朴槿恵大統領が直接負わなければならない」とし‘朴槿恵大統領に送る抗議書簡’を大統領府に送った。 チョン・ホソン正義党代表もラジオに出演し「この組織(国家情報院)の最終指揮者は朴槿恵大統領本人だ。 当然、朴大統領本人が謝らなければならない」と話した。
野党は去る2月末に活動が終了した国会国家情報院改革特別委でうやむやになった国家情報院の海外情報院への名称変更と、対共捜査権の移管など改革要求案も再び持ち出した。 キム・ハンギル民主党代表は10日、新党推進団全体会議で「国家情報院改革特別委で民主党が主張したように、国家情報院の対共捜査権を検察や警察に移管するのは当然なこと」とし、国家情報院の構造的改革を繰り返し要求した。 これに先立って民主党など野党各党は、国家情報院の対共捜査権移管などの内容を盛り込んだ国家情報院法など関連法改正案を国会に提出した状態だ。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr