国民10人中8人は、民主党が‘野党の役割を果たせていない’と評価しているという世論調査結果が出た。 世論調査機関 韓国社会世論研究所(KSOI)が19日に発表した定期世論調査結果を見れば、民主党が‘野党として自分の役割を果たせていない’という応答が83.7%に達した。 理由としては‘代案を持たず反対だけしている’(50.6%),‘困窮している庶民を代弁できていない’(19.6%)の順に現れた。‘反対だけしている’が高い理由は、回答者の中でセヌリ党支持層と50代以上の年齢層の70%近くがこの項目を1順位に選んだ結果と見える。 反面、民主党支持層は‘野党として役割を果たせていない’(64.1%)という理由で‘反対だけしている’(32.7%),‘朴槿恵(パク・クネ)政府を牽制できていない’(28.5%)を挙げた。
民主党に対する好感度と関連しては、回答者全体の71.7%が‘嫌い’と答えた。‘好きだったが、今は嫌い’という応答も40.1%であり、特に湖南(ホナム)(52.5%)・40代(48%)・男性(45.5%)・進歩層(45.7%)で、このような傾向が強かった。 キム・ハンギル代表に対しては‘よくやっていない’(60.5%)という意見が多かった。 政党イメージでも、民主党は信頼(12.8%),暮らし改善の手助けをする(11.3%),能力(10.5%),未来ビジョン(7.5%)で全てに低い評価を受けた。
回答者は民主党が‘もっと進歩的にならなければならない’(49.2%)や、その為に‘民生中心の政策強化’(41.5%),‘幅広い人材招聘’(21.6%)を要求した。 政党支持率はセヌリ党(40.2%),新政治新党(20.2%・現 新政治連合),民主党(17.3%)の順に現れた。 朴槿恵大統領が国政運営を‘よくやっている’という応答は62.9%であった。 キム・ガプス韓国社会研究所代表は「今回の調査で回答者は、民主党に進歩的価値を重視しながら庶民と中産層をきちんと代弁する有能な政党にならなければならないということを注文していると見られる」と語った。 今回の調査は全国成人男女1000人を対象に16~17日に固定電話(50%)と携帯電話(50%)任意がけ方式で行われた。 信頼水準95%、標本誤差±3.1%。
ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr