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「朴大統領 辞退しか言うべき言葉がない」 …司祭団、与党攻勢に対応せず

登録:2013-11-24 22:29 修正:2014-09-05 20:04
[朴大統領辞退要求ミサ 波紋]
"対応すれば再び従北として追い立てるだろう"
司祭団代表 ソン・ニョンホン神父 明らかに
ミサの本質を埋められるかも憂慮した決定
パク・チャンシン元老神父(一番前)と天主教正義具現司祭団全州(チョンジュ)教区司祭たちが22日午後、全北(チョンブク)群山市(クンサンシ)の寿松洞(スソンドン)聖堂で信者など400人余りが参加した中で‘不法選挙糾弾と大統領辞退を促す時局ミサ’を奉献している。 群山/キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

 22日天主教正義具現全州教区司祭団が、全北(チョンブク)群山市(クンサンシ)の寿松洞(スソンドン)聖堂で開いた‘朴槿恵(パク・クネ)大統領辞退要求時局ミサ’講論に立ったパク・チャンシン(71)元老神父の‘延坪島(ヨンピョンド)砲撃発言’論難が高まり、全州教区司祭団側は 「何の話もしないことにした」として無対応方針を明らかにした。 論議に対応をすれば‘大統領辞退’という時局ミサの本質は埋められ、従北世論追い込みに巻きこまれるという判断のためだ。

 24日正義具現全州教区司祭団代表ソン・ニョンホン(46)神父は‘関連論議に一切対応しない’という態度を明らかにした。 ソン神父は「以前の経験に照らしてみれば、論議に対応すれば方向が変に流れたりした。 私たちは大統領辞退の外には言うべき言葉はない。 対応すれば再び従北に追い立てるだろう。 そうなれば初めに私たちが話した大統領辞退の主張は埋められる」と話した。

 22日時局ミサの中でパク神父はスピーチの結びを通じて「(不正選挙をした)李明博大統領は責任を負わなければならず、朴槿恵(パク・クネ)大統領は真の大統領ではありません」と話した。 この日、パク神父は約26分間のスピーチの中で議論になった天安(チョナン)艦・延坪島(ヨンピョンド)砲撃に関する部分は最後の3分程だった。

 パク神父のスピーチを聴いた市民は、発言全体の趣旨は選挙に‘従北追い立て’を利用した政府の責任を問うことだったと話した。 パク神父のスピーチを聴いた市民キム・ヨンジン(49)氏は「スピーチの本質は互いに戦争を刺激する行為を南北がやめなければならないという話であった。 李明博政権が南北分断状況を政略的に利用したことを事例として上げたのだ。 北韓が延坪島(ヨンピョンド)に向けて砲を撃ったことが良かったという話ではなかった。 北韓が延坪島に砲を撃ったことは批判を受けて当然だ」と話した。

 天主教正義具現全州教区司祭団チョン・ジュンヒョン事務局長は「大統領辞退時局ミサの講論はパク神父個人の良心に基づいたものだ。 議論になった発言は、政府が選挙に従北公安追い込みを利用しているということの例にあげたもの」と話した。

 フェイスブックで群山地域情報を交換している‘群山清い人々の話’代表のパク・ジェマン氏は "パク神父は政府の政策に反対すれば従北に追い立てる事例としてNLL問題と延坪島砲撃をあげた。 労働者・農民の声を代弁すれば従北に追い立てる現実が遺憾だという趣旨の話であった" と書いた。

全州/パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/612575.html 韓国語原文入力:2013/11/24 21:40
訳J.S(1474字)

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与党 "司祭 延坪島(ヨンピョンド)発言、北の主張と類似" 民主党 "NLL認識同意せず…悪用するな"

‘大統領辞退要求’ミサ波紋

 大統領府と国防部、セヌリ党が24日、天主教正義具現司祭団全州教区の‘朴槿恵(パク・クネ)大統領辞退要求時局ミサ’(22日)で出たパク・チャンシン元老神父の‘北韓、延坪島(ヨンピョンド)砲撃’関連発言を問題視していっせいに批判に乗り出した。

 キム・テフム セヌリ党院内スポークスマンは24日ブリーフィングで「ごく少数の司祭たちが北韓と統合進歩党の主張と類似した言動で社会と国家を分裂の岐路に導いているのではないか、はなはだ遺憾だ。 正義具現司祭団の一部は‘従北具現司祭団’に近いという批判まで出ている」と批判した。 パク元老神父の講論のうち「NLLで韓・米軍事運動を継続すれば、北韓はどうしなければならなくなりますか? 撃たなくちゃ。それが延坪島砲撃事件です」という一部分を問題視したのだ。

 ユ・スンミン国会国防委員長(セヌリ党)は個人声明を出し "延坪島砲撃事件3周年に妄言をしたパク・チャンシン神父は国民の前に懺悔し、犯した罪に対する処分を待たなければならない" と主張した。 ファン・ジンハ議員など軍将軍出身セヌリ党議員6人も別途記者会見を行い 「司祭団の妄言に超党派的に対処しなければならない」と要求した。 国防部も立場資料を出して "北韓の挑発に正当性を付与し、国家安保のために献身した将兵と犠牲者、遺族に侮辱感をあたえる非理性的行為" と非難した。 これに先立ってイ・ジョンヒョン大統領府広報首席も23日「(NLLと延坪島砲撃発言をした)その人の祖国がどこなのか疑わしい」と攻撃の刃を研いだ。

 民主党は与党が今回のことを口実にして、国家機関大統領選挙介入局面の焦点をボカそうとしていると批判しつつも、パク神父の発言には同意できないと線を引いた。 チョン・ビョンホン民主党院内代表は記者懇談会で「司祭の忠実な気持ちは理解出来るが、延坪島・NLL認識には同意できない。 過度な主張は国民の誤解を招き、公安統治、工作政治に悪用されかねない」と話した。

 一方、時局ミサを主管した正義具現司祭団全州教区やパク神父は何も対応をせずに沈黙を守った。 これと関連して天主教ソウル大教区長ヨム・スジョン大主教は、ソウル明洞聖堂でのスピーチで 「一般信者キリスト人の政治参加は一種の義務だが、司祭の直接的な政治参加は誤り」と言及したとソウル大教区が明らかにした。

キム・ナムイル、ソク・ジンファン、イ・スンジュン記者 namfic@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/612578.html 韓国語原文入力:2013/11/24 21:53
訳J.S(1199字)

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