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‘釜林(プリム)事件’当時の公安検事、‘映画 弁護人を観たか’質問に…

登録:2014-02-13 21:43 修正:2014-02-14 08:14
コ・ヨンジュ弁護士 "反逆的映画、観客を増やす必要ない"
"再審無罪判決は司法府の‘自己否定’" 主張も
コ・ヨンジュ弁護士. 写真=ネイバー人物検索

 1100万人の観客を集めた映画<弁護人>の背景人物である‘釜林(プリム)事件’被害者が33年ぶりに国家保安法というくびきによる無念な寃罪を晴らしたことと関連して、当時担当公安検事であったコ・ヨンジュ(65)弁護士が "左傾した司法府の判断で、司法府自らが自己否定した" と話したと<連合ニュース>が13日報道した。

 コ弁護士はこの日<連合ニュース>との電話通話で "(今回の判決は)左傾意識化学習を受けた人々が、現在中堅裁判官にまでなったということを意味する" として "過去の裁判官が現場で陳述を聞いて体験したことを、現司法府が自己否定をしてはならない" と話した。

 コ弁護士はまた、捜査過程での不法拘禁と拷問などで被告人の自白の任意性を疑うという裁判所の決定に対して強く反論した。 彼は "検察調査での陳述が任意性がないならば、(被告人が)‘後に共産主義社会になれば検察を審判する’という話をどうしてすることができようか" と反問して "このような雰囲気で法廷でも論争を行ったが‘任意性がない’と判断したことは話にならない" と主張した。

 コ弁護士は "過去に公安事件を無罪判決する時にも全く同じ論理を適用したし、その他の事件は‘民主化運動補償などに関する法律’で何の理由もなく与えたりした" として "盧武鉉政府の時に始まったこのような流れが、朴槿恵(パク・クネ)政府まで続いたことは憂慮せざるをえない" と指摘した。 彼はまた "自身(後輩裁判官)が聞いたことだけ第一で、先輩検事・判事が聞いたことは全部偽りなのか。そのような独断がどうして許されるか" として不快な心境を隠さなかった。

 コ弁護士は "時期に合わせて封切りした映画‘弁護人’も相当な影響があった" としつつ "司法府が世論を意識したと見る" と話した。映画を観たかという質問に対して彼は "反逆的映画なのに私が見て観客を増やす必要はない" と答えたと<連合ニュース>は伝えた。

 この日、釜山地方裁判所刑事2部(裁判長 ハン・ヨンピョ)は国家保安法違反などの容疑で有罪判決を下した釜林事件に対して再審を請求したコ・ホソク(56)氏ら5人に無罪を宣告した。

オンラインニュースチーム

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/624007.html 韓国語原文入力:2014/02/13 19:40
訳J.S(1141字)

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