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映画‘弁護人’うわさに乗って今日500万観客突破の見込み

登録:2013-12-30 20:07 修正:2013-12-31 07:10
昨日まで封切り後11日間で489万人…前売り率も圧倒的1位
観客好評 続きながらますます増える傾向
映画‘弁護人’の一場面

 ソン・ガンホ主演の映画<弁護人>が2~3日間で観客を100万人ずつ追加する、恐ろしい大興行を続けている。 映画は一日平均40万人を劇場に呼び集め、封切り12日目をむかえる30日に500万観客達成を目前にした。

 映画振興委員会映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークを見れば、映画<弁護人>(ヤン・ウソク監督)は29日一日の観客57万人を含め、この日深夜12時までに489万7121人を動員した。 これに先立って映画は封切り後4日で100万観客を突破した後、その3日後に200万、その2日後には300万、再び3日後に400万人を越え、興行突風を巻き起こしている。 映画は‘前夜封切り’(午後5時以後に上映開始)をした18日(11万9962人)をのぞき、一回も観客20万人以下に落ちたことがないだけに、30日に500万観客突破が確実と思われる。

 この日現在<弁護人>は上映館900個所余り(4000回余り上映)で上映中だが、ボックスオフィス2~3位である<容疑者> <アバウト タイム>と比べて、上映館で100ヶ所(1000回余り)余り多いが、観客数は2倍内外の圧倒的な数値で上回っている。 67%に肉迫する座席占有率を記録したことはもちろん、興行推移を占える前売り率でもこれらより3倍以上上回っている。 映画を観た観客が増えるにつれて、うわさまでが広がり上映を繰り返すほどに観客が増えている。 クリスマス シーズン前後に多数ある<弁護人>と競争できる大作映画がすでにすべて封切られていることも追加興行の青信号と読まれている。

 映画は封切り後、最初の週末の3日後にはクリスマス、再び3日後に2週目の週末をむかえたことが観客動員の起爆剤になった。 実際、映画は封切り後最初の週末(土~日)で108万人、クリスマスイブと当日で108万人、封切り2週目の週末で116万人など計6日間で332万人を劇場に呼び入れた。 今週にも週の半ばに新正月の休日があり、その3日後には再び週末が来る‘飛び石連休’が続き、爆発的な観客動員はなおしばらく続くものと見られる。

映画‘弁護人’の一場面

 映画は盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が全斗煥(チョン・ドファン)政権時期に釜山(プサン)で起きた容共ねつ造事件‘釜林(プリム)事件’を通じて人権弁護士として新たに登場する過程を素材として、ソン・ガンホ、キム・ヨンエ、オ・ダルス、クァク・トウォン、イム・シワンなど演技派俳優の熱演が加わり、年末劇場街の最大話題作に浮上した。 事件当時の加害者と被害者がそっくり生きている上に、盧前大統領が依然として政治的論議の真ん中に立っている人物なので、封切り前から極右指向ネチズンの‘評点テロ’と‘政治的偏向性論難’が起きもした。

 だが<弁護人>の封切り後、映画を観た観客の好評が続き、ポータルサイト ネイバー‘映画セクション’等で‘評点’が持続的に上昇し、8点台後半を維持している。 ネチズンの‘評点テロ’論議も埋められた状態だ。 映画を観たネチズンたちも 「時代の鏡のように2013年大韓民国を照らす映画だ。 星5つの今年最高の映画に選びたい」、「安寧でいられない時代に、私たちの安寧のために1人が大声を張り上げたとすれば、今度はその1人の声を私たちが一緒に出さなければならない」という好評をつけている。

ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/movie/617579.html 韓国語原文入力:2013/12/30 11:58
訳J.S(1605字)

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