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[チャン・ソンテク粛清以後]‘中国 国営企業 11月 北韓から撤収’報道 一歩遅れて注目

登録:2013-12-10 22:27 修正:2013-12-11 08:33
チャン・ソンテク訪中後 "投資" 招商局
日本言論 "羅先(ラソン)・黄金坪(ファングムピョン)から手を引く"
失脚と関連があるという分析 現る
昨年8月中国を訪問したチャン・ソンテク(左側)国防委員会副委員長が北京人民大会堂で胡錦濤中国国家主席と会って握手している。

 去る11月22日、日本の<日本経済新聞>は北韓特区開発に参加した中国国営企業が投資計画を中断し撤収したと報道した。 当時この記事は大きな注目を浴びられなかった。 しかし、この企業の撤収がチャン・ソンテク前朝鮮労働党行政部長の失脚と関連があるのではないかという分析が出ている。

 この新聞を見れば、黄金坪と羅先特区開発に全額投資方式で参加した招商局集団の招商局蛇口工業区の楊天平 総経理は 「開発をやめることになった。 条件が成熟していない」として羅先と黄金坪から全て手を引いたことを明らかにした。 楊総経理はその理由を 「市場主義的運用を積極的に採用しようと提案したが、北側が提示した条件が悪かったため」と説明した。 1873年に設立された開発投資会社である招商局集団は資産だけで1兆5000億中国元(約266兆ウォン)に及ぶ中国最大の国営港湾運営会社だ。 中国の初期開放地区である深セン特区開発にも主導的役割を果たしたと伝えられている。

 招商局の撤収をチャン前部長の失脚に関連があると見るにはそれなりの根拠がある。 昨年8月、チャン前部長は金正日国防委員長の死亡後、北韓高位要人としては初めて中国を訪問し、胡錦濤当時国家主席と面談した。 これと共に北韓の特区開発投資と関連して3次北韓-中国共同委員会を開いたが、この時に招商局集団が北韓に大規模投資計画をたてた。

 当時、チャン前部長と 陳德銘 当時中国商務部長間で開かれた第3次北韓-中国共同委員会では羅先と黄金坪にそれぞれ共同管理委員会をスタートさせることを決めた。 これを契機に羅先特区に招商局集団など中国の巨大国営企業が投資に乗り出したのだ。 したがって今回の招商局の撤収はチャン前部長の失脚と関係がある可能性が高く見える。 外国人投資家の立場では、北韓の経済開発を主導したチャン前部長の失脚は、対北韓投資に一種の赤信号が点いたと見ることもできるためだ。

 当時、中国メディアは招商局集団投資チームがチャン前部長の訪中に先立ち7月中旬に羅津(ナジン)・先鋒(ソンボン)特区を訪問し、北側官吏たちと今後の特区開発に対する基本合意をしたと報道した。 また、チャン前部長が胡前主席に会った日には吉林(ジーリン)省、長春の巨大セメント企業である亞泰集団が羅先市(ラソンシ)に建築材料産業団地を建設するという協定を締結しもした。 今後このような中国の開発投資計画がどうなるかが注目される。

カン・テホ記者 kankan1@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/614845.html 韓国語原文入力:2013/12/10 22:04
訳J.S(1255字)

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