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「海軍基地になぜ反対するのかって? 生命と平和の教えのため」

登録:2013-11-28 20:15 修正:2014-09-03 00:08
済州(チェジュ)江汀(カンジョン)マウル(村)で8年にわたりミサ

28日昼12時30分、風雨で寒さがからだの中にまで食い込む天気にも関わらず、済州、西帰浦市(ソギポシ)江汀マウルの済州海軍基地工事現場前に用意された‘テント教会’では、西帰浦聖堂ヒョン・ヨアン神父の執典により神父と修道女、信者など30人余りが参加した中で生命平和ミサが開かれた。

 済州海軍基地の建設が決定された2007年4月以後、天主教は江汀マウル住民・活動家らと共にしてきた。 夏真の昼の蒸し暑さの中でも、激しい海風が吹く冬季にも、神父と修道女たちは毎日午前11時から生命平和ミサを奉献し続けている。

 神父たちが海軍基地建設に反対する理由は、生命と平和に対する教会の教えのためだ。 この日ミサを執典したヒョン神父は 「海軍基地建設反対は教会の使命を語った1891年レオ13世法王の社会教理に根源を置いている。 当時、社会教理は教会の使命が教会の中だけに閉じ込められているものではなく人間の尊厳性と共同体回復のための新たな役割を提示した。 海軍基地反対運動はこのような延長線上にある」と語った。 済州教区のコ・ビョンス神父も 「ある人々は問う。なぜ教会が海軍基地の建設に反対するのかと? 答えは簡単だ。 生命と平和に対する教会の教えのため」と話した。 済州海軍基地反対運動に乗り出した神父と修道女たちの精神的支柱は、カン・ウイル天主教主教会議議長 兼済州教区長だ。

 海軍基地反対運動を行って神父と修道士、修道女が逮捕・連行され、拘束収監されもした。 ムン・ジョンヒョン神父と昨年11月に江汀に作ったイエズス会‘踏み石共同体’のキム・ソンファン、イ・ヨンチャン神父、パク・トヒョン修道士らは、海軍基地建設を阻もうとして業務妨害の疑いなどで法律違反者となった。 ソ・ヒスク修道女(トゥッチン布教ベネディクト修道女会ソウル修道院)も業務妨害などの容疑で去る14日初めての裁判を受けた。 修道女が裁判を受けたことは韓国天主教会史上初めてだ。 懲役1年に執行猶予2年を宣告されたキム・ソンファン神父は 「正義を実現しない信仰は中途半端な信仰」と話した。 済州/ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/613190.html 韓国語原文入力:2013/11/28 19:48
訳J.S(1053字)

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