「キム・ジンテ検察総長候補、三星(サムスン)餅代 定期授受」 疑惑 提起
民主党シン・ギョンミン議員 聴聞会で主張
‘三星(サムスン)管理疑惑検事’文書公開
"2008年特検捜査内容
1年に3回以上、各500万ウォン"
ファン法務長官・ホン民政首席も挙論
キム候補 強く否認 "10ウォンも受け取ったことがない
根拠があるなら監察を受ける"
キム・ジンテ(61・司法研修院14期)検察総長候補者が、三星(サムスン)から‘餅代’を受け取った管理対象検事だったという主張が出てきた。 キム候補者の長男(27)が三星電子入社過程で特典を受けたのではないかとの疑惑も追加提起された。
13日、国会法制司法委員会のキム候補者に対する人事聴聞会で、シン・ギョンミン民主党議員はキム候補者が三星の管理対象として‘餅代’を受け取っていたと主張した。 シン議員はこの日‘三星管理疑惑検事(2000～2002)’というタイトルの文書を公開し、キム候補者とファン・ギョアン法務部長官、ホン・ギョンシク大統領府民政首席をはじめとしてチョ・ジュンヌン元三星秘密資金事件特別検事までが三星の管理を受けていたと明らかにした。
この文書を見れば、キム候補者は最高検察庁犯罪情報第1担当官時期だった2002年6月と最高検察庁中央捜査部捜査2課長として在職した2002年2月に三星から‘餅代’を受け取った検事のリストに上がっている。 ファン長官もやはり最高検察庁公安1課長(2000年8月)と最高検察庁公安2部長(2002年2月)であった時に餅代リストに名前が上がったということだ。 特に文書には‘1年に3回(旧正月・夏期休暇・旧盆(チュソク))以上、各500万ウォン以上の金品を定期的に授受’、‘ロビー金額 最大2000万ウォン’等の字句が出ている。
民主党議員は「シン議員が公開した資料は三星特検に提出された非公開名簿」とし 「名簿は天主教正義具現司祭団でも話したもの」と明らかにした。 パク・ヨンソン法司委委員長(民主党)も「2008年に国会議員の一部が三星秘密資金疑惑関連特別検事捜査報告書を提出させ(このような内容が含まれた)具体的な資料を確保した」と説明した。
キム候補者は「三星の管理対象という話は聞いたことがなく、僅か10ウォンなりとも受け取ったことはない。 なぜこういう話が出てくるのか不思議だ。 根拠があるなら監察要求も受け入れる」と話した。
三星餅代論難が続きながら民主党議員は最高検察庁が保管中の特検捜査資料の提出と与野党幹事の閲覧を要求した。 だが、セヌリ党議員が「信憑性がない。 資料の出処を先に明らかにしろ」と対抗し、聴聞会が中断されもした。 最高検察庁も資料提出を拒否した。
キム候補者の息子の三星特典入社疑惑も火を噴いた。 ソ・ギホ正義党議員は「次期検察総長候補者として議論されている時期に長男が入社したが、当時(兵役免除理由である)糸球体腎炎は発見されなかった。 入社時の身体検査資料を公開しなさい」と要求した。 パク・ポムゲ民主党議員も「(長男が) 2011年と昨年に三星公開採用とインターン社員募集で落ちたが、すぐに正規職に合格した」として疑惑を提起した。
キム候補者は「(長男が)最初の受験当時には面接で落ちたし、インターンにも落ちた後に再び勉強して合格した」としながら「(仕事をしている所が)すごいところではなく志望する人もあまりいないと聞いた」と釈明した。
議員の叱責が続くとキム候補者は、この日午後5時30分頃にこの間提出を拒否してきた息子の病院診断内訳など一部資料を閲覧できるようにした。 三星入社当時の身体検査については、あらかじめ疾患を知らせたし合格には問題がないという判定を聞いたと説明した。
一方、キム候補者は国家情報院の大統領選挙介入疑惑捜査に特検を導入しようという主張に対しては「憲法事項なので国会の決定に従う」と話した。 朴槿恵(パク・クネ)大統領の公約である常設特別検事制と特別監察官制導入に対しては「既存の司法制度と費用問題、効率性などを考慮しなければならないが、個人的には懐疑的」と明らかにした。
パク・スンホン、キム・ソンシク記者 abcd＠hani.co.kr
訳J.S(2022字)
