西江大総長と淑明学院理事長を務めたソン・ビョンド(72)‘朴正熙大統領記念財団’理事長の維新美化・朴正熙称賛発言に西江大と淑明女子大に通う学生・教職員が "恥かしい" として激昂した反応を見せている。
キム・ジホ(23)西江大総学生会長は、ソン理事長が朴正熙元大統領の追悼式で‘むしろ維新時代の方が良かった’という発言をした26日、自身のフェイスブックに「前々総長‘様’どうしてそんなことを言うのですか」という文を載せた。 キム総学生会長は28日<ハンギョレ>との電話通話で 「恥ずかしかった。 西江という名前を付けて総長職を務めた人が民主主義の実現に努力した西江同窓の血と汗と涙に反する発言をした」と批判した。 一部の西江大生はソン理事長の発言を批判する声明を準備している。
ウォン・ヨンジン西江大コミュニケーション学部教授も「非教育的で非社会的な発言に恥ずかしい思いをした。 維新に対する個人的信念があったとしても、その時期に苦痛を受けた人々が多かったにも関わらず、学校にいらっしゃった方が慎重を欠く発言をした」と指摘した。
淑明女子大生もソン理事長に対する批判を吐き出した。 パク・ミョンウン(24)淑明女子大総学生会長は「独裁に傷ついた国民がいる状況で、維新称賛は軽率だった。 国民感情と合わない発言に強い遺憾を表す」と明らかにした。 オ・ジヨン(20)<淑大新報>編集長は「教育界に身を置いた方が歴史認識に反する発言をして、恥かしく且つ衝撃的だ」と話した。
淑明女子大法学科卒業生であるキム・ユジン(24)氏は「法人の理事長を務めた、学校を代表する人なのにソン理事長の発言が学校全体の意見の代弁と思われるか心配で、学校のイメージ上の問題にもなりかねない」として憂慮した。
ソン・ビョンド理事長は2005年から2009年までの4年間、西江大総長を務め、去る2月には淑明学院理事長に就任して6月に辞任した。
これに先立ってソン理事長は26日午前、ソウル銅雀区(トンジャクク)の国立顕忠院(ヒョンチュンウォン)の朴元大統領の墓地で開かれた34周忌追悼式で「庶民はスパイが暴れる世の中より、むしろ維新時代の方が良かったと叫んでいる。 庶民を愛した閣下の真心を庶民が胸で感じているということ」と話した。 彼は続けて「最近、国家反乱陰謀を企図した従北左派勢力が摘発されたが、彼らを清算しようとする公権力の執行に対して維新回帰とか言う時代錯誤的妄言が出ている」として「未だに5・16と維新を蔑視する声に対して閣下(朴元大統領)の心境は穏やかでないと思われる」と付け加えた。
ソン理事長はまた「無知な人間の屁理屈とは無関係に、大韓民国は祖国近代化完成の道をまい進している」として「その道を疾走するお嬢さんの国政支持率が60%を越えた。 閣下の哲学とビジョンに天も地も感応している」と話した。
キム・ヒョジン、パク・スジ記者 july@hani.co.kr