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キム・ヨンパンの‘怪しい昼食’、第2のチョウォン河豚汁料理店事件か

登録:2013-08-17 20:42 修正:2014-10-10 14:17
チョン・チョンレ民主党議員がツイッターを通じて公開したキム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官の昨年12月15日食堂予約内訳

 キム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官が、国家情報院コメント疑惑事件中間捜査結果発表の前日である昨年12月15日、大統領府近隣‘白松’というソルロンタン食堂で誰かと4時間にわたり昼食をとったという事実が16日に開かれた国会の‘国家情報院国政調査’聴聞会を通じて明らかになり、真相究明を要求する声が高まっている。

 キム前庁長が証人として出席した中で開かれた聴聞会で、キム・ミンギ民主党議員はキム前庁長の業務推進費内訳書を根拠に‘工作会合’疑惑を提起した。

 キム議員は「昨年12月15日、大統領府近隣の食堂で決済した業務推進費内訳を見れば、(ソウル警察庁)情報課課長など12人と昼食をとり、午後5時に代金を決済したと出てくる。 だが、内訳書に記録された情報課長らは全員(昼食を)一緒にとっていないと議員室に明らかにした。 昼食が午後5時まで続いたのは、誰かと重要な会議をしたということだ。 (国家情報院大統領選挙介入事件に対する)警察の捜査結果縮小・隠蔽発表など2次工作が企画された集いではないか」と問い質した。

 数回にわたるキム議員の追及に対して、終始一貫‘全く覚えていない’と答えたキム前庁長は‘政治家たちと共に食事したのか’というキム議員の質問に‘政治家と一緒にしたのではないことははっきり記憶している’と答え、論理に弱点を表わした。 15日は警察が国家情報院による政治介入の証拠がないという内容の中間捜査結果を発表した前日だ。

 これに対し野党とネチズンは、キム前庁長の昼食会合を‘第2のチョウォン河豚汁料理店事件’と規定し、圧迫の強度を高めた。 チョウォン河豚汁料理店事件は、14代大統領選挙を一週間後に控えた1992年12月11日、キム・ギチュン(74)前法務部長官(現、大統領府秘書室長)が釜山(プサン)地域の機関長らを食堂に呼び集め、金泳三候補の勝利のために地域感情を呼び起こさなければならないと提案した事件だ。 当時はキム前長官が法務部長官から退き、2ヶ月余り過ぎた時点であった。 結果的に大統領選挙勝利の一番の貢献者となった彼は、1996年慶南(キョンナム)巨済(コジェ)でセヌリ党の前身である新韓国党の公認推薦を受け、連続3選を果たした。

 チョン・チョンレ民主党議員はツイッターを通じて「いったい誰と会ったのか?  昨年12月15日の4時間ミステリー キム・ヨンパンの昼食。 大統領府職員?  国家情報院?  朴槿恵(パク・クネ)キャンプ要員?  でなければ平凡な知人?  思い出せないとはいったい誰かな?」 と疑惑を提起した。

 敏感な時期に大統領府と非常に近い飲食店で昼食の予約を取ったことに対し疑惑も提起された。‘告発ニュース’イ・サンホ記者は「"ここは大統領府秘書官たちがしばしば行く店だが…すると?」と書いた。

 ツイッター利用者ela3***は 「こいつも後日その功労で一つの席を占めるかも。 チョウォン河豚汁料理店事件を起こした者が今は大統領府秘書室長になっているように」とし、朴槿恵(パク・クネ)政府になって‘工作政治’の主役が抜擢された現実を皮肉った。

 真実糾明のための具体的な提案も相次ぎ為された。 イ・ソクヒョン民主党議員は、当時現場にCCTVがなかったとし「朴槿恵選挙対策本部、国家情報院、警察の共謀を明らかにするには、ブラックボックスや目撃者情報提供が出てこなければならない」と情報提供を頼んだ。

 ツイッター利用者bulk*****は 「白松の管理人を証人に採択しなさい」と主張したし、Narm***は懸賞金300万ウォンをかけて目撃者を公開手配した。 オンライン ニュースチーム

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/599883.html 韓国語原文入力:2013/08/17 19:17
訳J.S(1709字)

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